カラマツとアカマツを伐採して、普段は捨ててしまうような、その細いところで
アプローチ
の、階段と手すりを作りました。
おばあさんにはつらかったアプローチ
今回は、この腐ったアプローチを作り替えたいと思います。
この別荘のオーナーは、おばあさんで、
ここを下りるのが怖いんです、
たしかに、これでは危ないですよね。
施工した後、何年たっているのかはわかりませんが、すべて腐っています。
仕事の半分は、丸太の皮をむくこと
まずは、丸太の皮むき。
皮むき器やナタなどで、皮をむきます。
カラマツには、樹皮の部分に
すがはり、スクレレイド
などと呼ばれる、細かいとげがあり、チクチクと刺さりますので、手すりには不向き。
杭の方につかい、手すり本体は、アカマツで作ります。
参考記事>>チェンソーで丸太を三角錐に切る方法 杭を作る
丸太の皮むきをしていると、シカさんが近寄ってきます。
翌日、まだ皮をむいていないアカマツの皮が、シカによって、キレイに食べられていました。
最初から、シカに食べてもらえばラクだったな~。
参考記事>>鹿の食べたい樹木 その傾向と対策
杭を打ち込み、手すりをつける
作った杭は、すべて直径10㎝以下ですが、これをハンマーで打ち込むのは至難の業です。
そこで最初に、
ダブルスコップ
で、穴を掘り、
大ハンマーで打ち込みます。大きめの穴には、杭を打ち込んだ後に砕石を入れ、大ハンマーでまわりを固めておきます。
打ち込んだ杭に、手すりをコーススレッドでつけていきます。手すりの高さは、
80㎝
が、基本となります。
階段なので、高いところと低いところができてはしまうんですが・・
そのあと、少し太めの丸太で、階段部分を作って行きます。
階段用の杭は、カラマツの枝部分で作りました。
こんな時の造作は、ゼノアのハイパーこがるが使いやすいです。
階段用の杭は、丸太の下側にのみ、
足に引っかからないような場所
打ち込みます。長い場合は、切り取ります。
砕石を入れ、塗装をして完成
階段部分に砕石を
手箕(てみ)
でいれ、転圧します。
塗装には、キシラデコールのチークを使用。杭の先端には、打ち込む前に塗っておきます。
玄関までのアプローチが、完成しました。
けっこうな勾配がありますが、手すりが付いたので、おばあさんでも安心です。
ある材料、しかも普段は枝と一緒に捨ててしまうような材料のみで作ったので、
DIY感(笑)
が満載ですが、安く仕上がりました。
こちらもおすすめ>>丸太(擬木)の杭を打って 鹿よけにロープを張る シェードガーデンの完成
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