我が家の電動薪割り機シンセイLS5Tのシリンダー付け根部分から、オイルが漏れるようになってきたので、修理をすることにしました。
中国製の電動薪割り機はだいたい同じ構造だと思われます。まずは分解してみないとわかりませんね。
参考記事>>電動薪割り機 シンセイLS5T-52で薪を割る
必要な道具
必要な道具は以下の通り
- 六角レンチ
- スパナ(17ミリ)
- サンダーの刃を替えるレンチ(アジャストピンレンチ)
- パーツクリーナー
- 油圧オイル
- 液体パッキン
- 新しいオイルシール
まずはオイルを抜こう
オイルドレンボルトはオイルゲージ一体型で、六角レンチではずします。
次々に足していたせいか、油圧オイルは意外ときれいですね。
バネ系統をばらします
ここも六角レンチ4箇所でばらせます。
次に斧部分のほうの留め具を六角レンチでばらすと、バネ一式が外れます。部品の紛失に注意。
両側ともはずします。
油圧ピストン系統をばらします
この袋ナットをスパナで外すと、一緒に長い通しボルトが取れることもあるし、袋ナットのみが取れることもあります。オイルがさらに出てくるのでウエスを準備しましょう。
シリンダーを引っ張るとピストンが外れます。ここですべてのオイルが抜けます。
ピストンをはずします
サンダーの刃を替える道具
アジャストピンレンチ
でピストンを外すと、シリンダーが抜けます。
部品を計測して注文
この内側のオイルシールがへたってましたね。これはもう替えたところ。
一番右が注文したオイルシール。その左側がはずしたオイルシール。一番左が液体パッキン。
NOKダストシール FQ0035-D0 400円
ロックタイト5699 1480円
プロショップ 脇役商品.com
で購入。ほかにいいパッキンがあるかもしれませんがサイズ的にこれしか見つかりませんでした。
あとは元通りに組み立て
注意点はバネの組み立て。
先に斧部分の金具をつけてから、
バネを組み込んで斧側から棒をいれていきます。
長い通しボルトが相手側の女ネジに入りづらいときは機械を立てていれると入りやすいです。
また、シリンダーを組み込むときに
この部分に液体パッキンをぬります。
最後に作動油をいれて完成
日石スーパーハイランド32を小さい入れ物にいれかえ、
ここから入れて、レベルゲージで確認すれば完成です。通しボルトはこの状態の方が入りやすいです。
こちらもおすすめ>>今年度の販売用薪の生産開始 まずは薪割り機のメンテナンス
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コメント
や~おお助かりな情報です。同機種の薪割り機で同内容が発生、地元修理業者を何ヶ所か修理依頼したがどこも出来ないと断られ困ってました。
色々とネット検索した所辿り着いたのがこのサイト本当にありがたいです
早速チャレンジします
有り難うございます助かります。
倉光さま
この薪割り機は、この部分がパッキン1枚のみです。
圧力がかかるシリンダーは、この中に納まっていて、四角い部分はオイルタンクのような感じです。
しかし、薪を割る際に、斜めに力がかかったりするとオイルが漏れ始めますので、あまり無理をさせないように使っています。
いまはネットで何でも買えますが、もっといいパッキンがあったら教えてください(笑)
はじめまして。
大助かりな情報ありがとうございます。
早速同種のパッキン購入してトライしたのですが、シリンダーのオイルシールを付け替えて、シリンダーをはめ込もうとしたら、硬くてはまらずに、ハンマーで力任せに押し込んだら、新品オイルシールが千切れてしまいました…
シリンダーへのはめ込みのコツ等あれば、教えて頂けると幸いです!
ハギヲさん
中華製機械のあるあるで、細かい仕様変更でシリンダーの径が変ってるかもしれません。
ノギスなどで測れればいいのですが・・
一般的なコツとしては、パッキンや部品を温める、グリスを塗布することくらいでしょうか?