薪ストーブを使い始めたころは、あまり何も考えずに、薪を作ったり、空いているところに積んでみたり、それをストーブで燃やして感動してみたりしていました。
いつからか、薪を販売するようになって、
薪小屋が必要だな、
などと、行き当たりばったりで薪を生産してきました。
最良の薪を作るために、もう少し薪の生産システムを構築する必要があると、感じている今日この頃なんです。
まず、薪の原木を仕入れる
薪の原木を、大量に仕入れる場合、広い場所が必要です。
私は、かまわず庭の中にダンプを侵入させ、ダンプアップ。実は、この上に、我が家の電気と電話の引き込み線があって、このまま直進するのには気を使います。
さらに、この辺りには、妻の大事な
アジサイアナベル
が。
春の芽吹きまでには、処理しなければなりません。
ユニック車での搬入の場合でも、電気の線だとか、
愛犬ジーニーのドッグランのワイヤー
だとか、上空に邪魔なものが結構あります。
それでも、大きな作業車両で搬入しますので、大量に仕入れることが出来るんです。
現時点では、この工程に、改良の余地はなさそうです。ただ、原木の丸太に、シートをかけたりの養生は、した方がいいのかもしれません。
玉切りから薪割りまで
アジサイアナベルが、芽吹いてきてしまいました。
次の工程は、玉切りです。
私は、ハスクバーナ545のバーで寸法を測って、40㎝に玉切りしています。
じつは薪づくりの中で、わたし的に一番しんどいのが、この作業です。
大きな原木を
人力のみ
で移動させなければなりません。
玉切りできてしまえば、移動は出来ますが、地面の上にある原木などは、すこし浮かせたりしたいし、それが無理なら、回転させたり。
とにかく、この玉切りした時点から、薪になるまでの移動距離を、できるだけ最小にすると、効率がよさそうです。
また、私は毎日薪づくりをしているわけではありません。製作途中の薪を、なるべく雨や雪に当てないように、最近ではグリーンシートで、タープを張っています。
どんなところにでも、タープを張ることが出来れば、そこが薪割り作業場になるんです。そうすることで、薪を汚してしまうことも少なくなりました。
参考記事>>グリーンシートでタープを張る 薪割り作業場のシートの張り替え
一番の問題は、保管方法です
春から夏にかけて、薪を野積みにしておくと、高確率でカビが生え、
汚薪(おまき)
になってしまいます。これを防ぐためには、薪小屋に保管したり、シートをかけたりしなければなりません。シートも、一時的にはいいんですが、ずっとかけておくと、逆にもっとカビが生えてきます。
参考記事>>薪にカビが・・ 薪の保管方法をかんがえる
薪小屋に入らない薪は、地面に角材を敷いて、井桁積みにしてるんですが、どうしても下の方の薪の質が悪くなってしまいますね。
薪小屋をもっと作ればいいのかもしれませんが、今年、簡易的なコンテナに積んだ薪が、乾燥状態もよく、コンテナもたくさんもらってきましたので、来年度はこれにどんどん積み込んでいきたいと思っています。
このコンテナは移動できますので、薪を割った近くにもっていって、積み込めば、作業量が少なく済みそうです。
写真ではビニールシートをかけていますが、来年度はポリカ波板を新調する予定です。
参考記事>>廃パレットに薪を積む 薪の乾燥・保管のアイデア
キレイに積んだ薪がくずれてしまって、悲しい光景に。
信州では、冬、地面が凍みあがりますので、このように崩れてしまうことがあります。
コンテナに積み込めば、こんな悲劇も起こらないでしょう。
参考記事>>カベ際に薪をたくさん積む方法
もっと上質な薪を目指して
それでも、汚れてしまった薪は、自家用にしています。
これももらってきた、小さいコンテナに積み込めば、約一週間分です。
本年度の乾燥薪も、ほとんど売れてしまいそうです。
薪小屋があいてきた端から、来年度の薪を詰めこんでいき、入りきらない分は、コンテナに詰め込んでいきましょう。
薪づくりの来年度の目標は、
汚薪を作らない
ということに、決定しました。
こちらもおすすめ>>薪の保管・乾燥方法いろいろ 基本はDIYです
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