昨日の夜、やけに番犬のジーニーが大騒ぎしていました。
ガーデニングが趣味の私は、次の朝、庭を見てみると、やられちゃいました。
シカに植物を食べられたのです。
農家の天敵、シカ・いのしし
ここ、八ケ岳山ろくの茅野市笹原区は、高原野菜の産地で、中でもキャベツの生産が盛んです。
今年は雨が多くて、大変だ。
若きキャベツ農家のヨースケがぼやいていました。さらに大変なのは、シカによる食害です。
写真の畑は、私のうちの道向こうにあるんですが、おそらく、茅野市で一番標高が高い位置にある、商用のキャベツ畑だと思います。
ここは、シカとの戦いの最前線、標高1200メートルのキャベツ畑。
電気柵で防護しています。
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たべられた園芸植物
妻が楽しみにしていた、マロウ。
マシュマロの原料として有名ですが、ハーブティーにしようと植えていました。
花もかわいいんです。よっぽどおいしかったんでしょう。
アジサイアナベルは、気候が合って、たくさん増やしていますが、食べられたのは初めてです。
これから咲くところだったのに!
ヤナギランは、昔は八ケ岳には沢山咲いていましたが、最近はシカに食べられたのか、あまり群生はしてませんね。
絶滅の危機に瀕しています。
ギボウシも、大好きでたくさん増やしてますが、シカも大好きです。
山菜として人間も食べますもんね。
参考記事>>鹿の食べたい樹木 その傾向と対策
もしかして、カモシカだったかも
ニホンカモシカも、たまに見かけます。
この、ウシ科の天然記念物は、長い間保護されていますので、人を全く怖がりません。
山岳地帯の崖の途中なんかに生息しているんですが、最近は里にも下りてくるようになってますね。
シカよりもずんぐりむっくりしていて、よく
クマが出たー
と大騒ぎされています。
イノシシは少ないけど確実にいます
八ケ岳には、イノシシは少ないですが、いないわけではありません。
シカよりも、イノシシのほうが暴れん坊です。一度畑に入ったら最後、めちゃくちゃにしていくんです。
山の中には、イノシシのほじくり返した跡が結構あります。
熊だってたまにはいるんです
近くの養蜂家のミツバチの巣が、熊によって荒らされました。
そこで、罠をかけたところ、体長2メートル以上もある、巨大な熊が捕まったんです。
この、養蜂場は、我が家から約300メートル。その間には、森があるのみ。
その森に棲んでいたと思われ、歩いて通学する我が子に、クマよけの鈴を持たせました。おそいか?
サルもたまにはいます
私もサルなんですが、本家本元のサルもたまにはいます。
参考記事>>特殊伐採について なぜ私がサルなのか
クマもサルも、たまにしかいないのは、八ケ岳にはエサが少ないからです。写真のようなカラマツが多く、熊とサルのえさになる、どんぐりの木などが少ないからです。
軽井沢から群馬にかけては、かなりいるようです。そういえば、
群馬サファリパーク
の熊ゾーンには、一緒にサルもいますね。
ですので、サルを山で見かけた場合、熊もいることを注意したほうがいいです。
まだまだいるよ、森の仲間たち
八ケ岳を歩いていると、このほかに、
- ヤマネ
- オコジョ
- モモンガ
- キツネ
- テン
- アナグマ
- たぬき
- ハクビシン
などの小動物も見かけます。
このほかに、これらを捕食する、
タカ、トンビなどの猛禽類や、
うちの守り神、フクロウなど、貴重な動物がたくさん住んでいます。
番犬君!寝てる場合じゃないんです
うちの番犬、ラブラドールレトリバーのジーニー。
昨晩の番犬業務でおつかれの様子。ご飯も食べずに寝ちゃってます。
でも、植物、食べられちゃってますからー。残念!
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↑こちらでは、逆にシカを食べちゃおうっていう話。信じるか信じないかはあなた次第です。
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