薪の原木の中に、
白樺
がまざってくることがあります。
我が長野県の県の木ですが、薪としての価値はそんなに高くありません。
見た目が涼しげで樹皮が美しく、庭木や装飾的な使われ方が多いんですが、その樹皮は非常に燃えやすく、自家用の薪から剥いで、
薪ストーブの着火剤
としても利用価値があるんです。
参考記事>>白樺の枝を塗装、装飾用に引き取られていきました 雑木の有効利用【その9】
マッチ1本で点火してみる
火の消えた薪ストーブに火を起こす際、消えた炭などがあると割と簡単に着火することが出来ます。
灰を掃除して、炭を集め、その上に白樺の樹皮、木っ端、細めの薪、太めの薪を積んで、マッチ1本で点火してみます。
白樺の樹皮が、パチパチと黒煙を上げ、10分ほどで薪ストーブが順調に運転するまでになりました。
白樺の樹皮をはいでみる
昨年の秋、白樺の伐採をしました。
その伐採の合間に、
白樺の樹皮が欲しい
という方から、メールがありました。
なんという偶然、今白樺を伐ってますよ。
樹皮をはいでその材工一式価格
30,000円!
を稼ぐべく、丸太を積んできたのです。
参考記事>>家の上に傾いた白樺を【チルホールTU16】で引き起こしてから、枝を払ってそのあと伐採
まずはカッターで樹皮に切れ目を入れ、
のみではいでみるも、キレイに剥げない。
そこで、樹皮が裂けないように板で挟み込み、
皮スキ
ではぐのが一番楽でした。
剥いでみたけど樹皮はキャンセル(笑)
白樺の樹皮が欲しい方は、樹皮でかごなどを編む細工に使いたいようでした。
こちらの記事を見て問い合わせてきたのです。
参考記事>>ひどい!【生きた白樺】の樹皮をはぐなんて
いくらか樹皮がむけたので、この写真をメールで送りました。
すると、この仕上がりでは樹皮細工には使えそうもない、とのことでキャンセルとなってしまいました。
そんな~( ノД`)シクシク…
そこで、この樹皮を焚き付けにすることになったのです。
わざわざ剥いでまで作るのは大変ですが・・
はいだ樹皮は、はさみで簡単に切ることが出来ました。
さらに、細かく手で割いていくことが出来ます。
割きイカのように(笑)、たくさんの焚き付けが出来ました。
白樺の樹皮も年輪と同じ?
樹皮を割いていて気づいたのは、白樺の薄い樹皮が何層にも重なっていること。
老眼の進んだ私の目では、なかなか正確には数えられませんでしたが、どうも年輪と同じくらいの枚数があるようです。
おそらく、外側が古くて、内側に新しい樹皮が出来ていくようです。
樹齢約50年でした。樹皮をはいだ丸太も、
白樺のスウェーデントーチ
として、有効に利用したいと思います。
参考記事>>白樺の丸太でスウェーデントーチを作る 雑木の有効利用【その4】
マッチ1本着火、やっぱ薪ストーブはマッチがいいね
マッチも木でできていますので、燃えて炭になり、焚き付けとしても優秀です。
どこで擦っても火が付くロウマッチなら、炉台のレンガなんかでも火が付くし、
薪ストーブまわりがちょっとカッコよくなって
絵になりますね。
白樺の樹皮の焚き付けは、わざわざ剥いでまで作るのは大変、私も普段はおがくずに灯油をまぶした着火剤を使っています。
樹皮の焚き付けは、薪を買ってくれたお客さんに(特に薪ストーブ初心者に)差し上げたいと思っています。
こちらもおすすめ>>春になると薪ストーブの着火回数が増えますね 着火剤はタダ同然でDIY
コメント
オハイヨブルーティップマッチかと思いましたyo(笑)
私は今はたばこは吸いませんが、吸っていたころはマッチもいろいろ試してみましたね。
オハイオブルーチップマッチや、バーズアイマッチなど、現在でも売っていますが、ネットで買いやすいのはこちらのマッチかと思います。