リチウムイオン電池を搭載した、バッテリー式のチェンソーが気になっていて、いろいろ検討していたんですが、結局、やまびこから出ている、
エコーBCS510T
を購入しましたのでレビューします。
エンジン式トップハンドルチェンソーの名機、
ゼノアこがる君
との比較も合わせてレビューします。
チェンソーメーカーのバッテリー式チェンソー
バッテリー式のトップハンドルチェンソーは、マキタ、ハスクバーナ、スチールなどからラインナップされています。
後発組として、エコー(キョーリツ)からもラインナップされました。
マキタのバッテリーツールを使っていない私は(電動工具はボッシュです)、チェンソーメーカーのものを検討していましたが、コンパクトさで、このエコーBCS510Tを選びました。
選んだ一番の理由は、
見た目がカッコいい(笑)
と思ったからです。
【追記】
自宅のクリの木の伐採で動画をとりましたので参考に。
開封してみます
4つの箱に入って送られてきました。
私も全く知らなかったんですが、
4月30日まで、バッテリーが2個ついてくるキャンペーンをやっていました。
これから購入を検討する方、申し訳ございません。
2022年、とありますので、2023年以降も期待しましょう。
私も、慌てて注文した次第です。
充電器とバッテリーがちがいますが、エンジン式のチェンソーと同じような内容物です。
バッテリーは思ったよりも大きく、チェンソー本体は思ったよりも軽かったです。
オプションのスパイクキットは、梱包材にテープ止めされていて、危うく一緒に捨ててしまうところでした。
バーの長さは25㎝、ソーチェーンはオレゴンの25AP60コマ。
小型のトップハンドルチェンソーにはよくある組み合わせですね。
スパイクバンパーとソーチェーンを組み立て。
付属していた黒いゴムチューブは、4ミリのやすりのホルダーでした。
最近のチェンソーでは、チェンカバーのナットがなくならないように工夫されているものが多いです。
山の中でこれをなくして仕事が出来なくならないように、予備のナットを持ち歩かなくてもいいんです。
ゼノアこがるくんとの比較
ゼノアのこがる君は、トップハンドルチェンソーの名機で、使っている方も多いと思います。
樹上で枝を払ったり、細い枝を薪にしたりする場合に、非常に使い勝手の良いチェンソーです。
ただ、このモデルは少し古く、チェンブレーキのついていないモデルで、高所でエンジンを始動する際に、常に恐怖が付きまとっていました。
この代替えとして、今回エコーのバッテリー式をチョイスしたわけです。
上から見たところでは、エコーのBCS510Tが、かなりスリムなことがわかります。
まず、エコーBCS510Tを空回りさせてみると、非常に切削スピードが速くて驚きました。
十分チェンオイルが回ったところで、10センチくらいの原木を玉切り。
こがる君との違いは、まったく分かりません。よく切れます。
そこで、バーの長さぎりぎりの、直径25㎝ほどのナラの原木を切ってみます。
条件を一致させるため、BCS510Tに付属してきた、新品のソーチェーンを付け替えて、切削の速度を計測。ソーチェーンは、まったく一緒です。
BCS510T、33秒66。
ちなみに、スイッチを入れると緑のランプが付き、ブレーキがかかっているとそれが点滅するという、わかりやすい設計。
樹上などでは、エンジン式に比べ、恐怖心がなくなりそうです。
ゼノアG2501EZ、28秒88。
エンジン式の方に軍配が上がりましたが、実用上はほとんど差が無いレベル。
カタログでは重さがよくわからないので実測
エコーBCS510T、3.2㎏。
ゼノアG2501EZ、3.6㎏。
カタログでは、乾燥重量だったり、バーとソーチェーン抜きだったりとわかりづらいので、それぞれ実際に使う状態で、体重計で計測。
ゼノアの方は、最新のモデルでは、もっと軽いものが出ていますので、参考まで。
実際には、400グラム程度の違いは、あまりわかりません。
カラビナがハンドルにはつかないよ
ハンドルのここに、ロープ掛けとして、カラビナの絵もかいてあるんですが、私の持っているカラビナではつきませんでした。
もう少し、深いものでないと付かないです。
こちらに、安全帯のフックなどに引っ掛けて本体をぶら下げ、先のロープ掛けにはロープをかけ、万一の場合、落下しないようにするんです。
こがる君の場合は、こちらに万一の落下防止ロープをかけ、安全帯のフックには、ハンドルを直接引っ掛けていました。
チェンブレーキがありませんので、そのたびにエンジンは停止させる必要があります。
現在のモデル(ハイパーこがるG2800T)では、おしりにフックが2カ所、チェンブレーキもついています。
しかし、エンジンは停止させないと、怖いです。
ハスクのトップハンドルチェンソー、T540XPも、おしりにフックが付いていますね。
ハスクバーナにもバッテリー式がありますが、エンジン式もバッテリー式も、日本製のこの2台に比べ、ふたまわりほど大きく、そして重いんです。
あとはどれほどバッテリーが持つかです
オイルタンクは透明で、エンジン式と違って、混合ガソリンを補給するタイミングで補給できませんので、一目で量がわかるのはありがたいです。
キャップにレバーがあり、取り外しが楽になっています。
まだまだ、バッテリーがなくなるまで使い倒してはないんですが、なんせ、
キャンペーンで2個
ついてきましたので、もう一つ使っている間にフル充電43分、80%で23分ですので、仕事が途切れることはなさそうです。
エンジン式と違って、アイドリング時の振動もありませんし、騒音は私の古い丸ノコよりも静か。
疲れも半減しそうです。
276ワットの充電器を43分フル充電しても、電気代は
約5.2円!
初めて使ってみたバッテリー式チェンソー。
思ったよりも、使えるチェンソーだと思いました。
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