長年管理をさせていただいている別荘で、
カマドウマ
に悩まされているお宅があります。
薬を撒いたり、ホウ酸塩を撒いたりしているんですが、決定的な効果はありません。
我が家の場合、
インサルパック
という、ウレタンフォームで隙間を埋めたところ、効果がありましたので、この別荘にも施工してみます。
参考記事>>カマドウマをホウ酸塩で防げるか?山暮らしの害虫対策
インサルパックに【防蟻フォーム】タイプがあった
配管の穴や、基礎の隙間に充填して隙間をふさぐウレタンフォーム
インサルパック
は、スプレーすると膨らんで、隙間をぴったりとふさいでくれます。
このインサルパックに、アリの侵入を防ぐ、
防蟻フォーム
タイプがあります。
カマドウマ
は、アリよりはかなり大きいし、ウレタンフォームに穴をあける能力はありそうもないんですが、そのほかの虫に対しても、
防虫効果
を期待して、こちらで施工してみます。
もちろん、アリの侵入に対しても、効果があるはずです(値段が倍以上します)。
インサルパックは温めてから施工
防蟻フォームは、3週間後の質量の減少が少なく、
アリに穴をあけられることが無かった、
という試験結果が製品に記されています。
カマドウマは秋に侵入してくることが多く、昨年の秋には大量発生。
地下のガレージに大量に侵入。
もう、気温が低く、インサルパックの最適な施工温度、20℃から25℃にはなりませんので、春まで施工を待っていたんです。
春でも、寒い場合はぬるま湯で缶を温める必要があります。
インサルパックは逆さ向きに噴射します
ウレタンフォーム全般に、逆さ向きに噴射しなければならないものが多く、このように上にテラスの骨組みがあるようなところには、施工しづらいのが難点。
そして、一度使い始めると、使い切らないとならず、使用途中での保管はできません。
ここは、隙間が大きく、先に
スタイロフォーム
を切って、すき間に入れてから施工。
防蟻フォームは、
ミントの香り
がして、防虫成分として、ミントが混ぜられている模様。防虫成分に関して、有効成分が何なのかは、説明はされていません。
ミント(ハッカ油)でしたら、わたしも虫よけに使っています。
参考記事>>虫よけは【パワー森林香】で決まり 山暮らしのおすすめ防虫方法2選
色はグリーン、目立つところの施工はむずかしいかも
インサル防蟻フォームの色はグリーン。
ウレタンが、どのくらいふくらむのかが、時間がたってみないとわかりません。
目立つところにキレイに施工は、難しいかもしれません。はみ出たところは、乾いたあとなら、カッターで簡単に切ることは出来ます。
ここは、テラスの下側で、この時期でも
カマドウマ
が数匹、土の上に確認されました。ここから入ってくる奴が多いような気がします。
こちらはテラスの基礎の内側から。
コンクリートの基礎と、土台の間には2㎝くらいの隙間があって、自由にカマドウマが出入りしていたようです。
どうしてもウレタンフォームが施工できない場所にはコーキング
構造上、どうしても基礎の内側に入れないところがありますので、その場合は水切りの隙間にコーキング。
こういったところには、ウレタンフォームの施工は、みすぼらしくなってしまうかも。
見た目を気にせず、どうしてもムシを防ぎたいのであれば、ウレタンフォームの方が確実に隙間は防げます。
市販のコーキングのノズルが太くて、隙間に入らなかったので、バーナーであぶって、細く加工。
エルボやノズルも別売りで売ってました。
真ん中の上が、細く加工したノズル。
細いノズルもネットでは売っていましたが、近くのホムセンにはなかったんです。
これで秋に様子を見てみます
昨年のカマドウマ(のうちの、1部分)。
今回の施工で、家の基礎まわりの
- コンクリート基礎と土台の隙間
- 水切りの隙間
- 配管の隙間
は、全部埋めたことになります。
これで、どれほどの侵入が見られるか、秋になったらまた報告をさせていただきます。
【追記】
施工した年の秋には、カマドウマはそれほど侵入してきませんでした。
電球の中なども少なかったですが、ゼロではありませんでした。
その次の年、こちらの別荘は売却が決まり、その後は立ち入ることが出来なくなってしまいました。
再発させない害獣駆除【ハウスプロテクト】
コメント