伐採する樹木に、しるしをつけることがあります。
このとき、カッターやハサミがいらず、手で切ることができる
マーキングテープ
でしるしをすることが多いんですが、はたして何色がいいんでしょうか?
林業の機械は圧倒的にオレンジが多いです
チェンソーをはじめとして、林業で使う道具は、圧倒的に
オレンジ色
が多いです。
事故を防止するため、周りから見えやすい色が使われています。
わたしのチェンソーの中では、マキタ(ドルマー)がマキタブルー、リョービが黄色と、日本のメーカーはメーカーのカラーとなっていますが、本家のドルマーは、オレンジ色、リョービのOEM元、ゼノアは赤ですね。
参考記事>>山の中で見かけた、カッコイイ林業機械たち、1台ほしいな~
ニッポンの山の中は賑やか、オレンジもそうは目立ちません
ハスクバーナやスチールの故郷、スウェーデンやドイツの山の中では、オレンジが一番目立つのかもしれません。
でも、ニッポンの山の中では、オレンジや黄色、赤色は、意外と目立たないんです。
ニッポンには豊かな四季があって、四季折々の葉っぱの色とかぶるからです。
とくに、紅葉の時期には、オレンジ、黄色、赤は、全く目立ちません。
一番目立つのはピンク
マーキングテープには、いろいろな色があるのですが、
一番目立つのはピンク
と、断言させていただきます。
とにかく、自然の中にあまりない色ですので、目立ちます。
写真のブルーも、空の色と同じですが、森の中では結構目立ちます。
マキタブルーのチェンソーも、意外と目立つんです。
伐採の時期は狩猟の時期でもあります
伐採作業は、冬に行われることが多いです。
こんな寒い時期に、山に入るのは、
- 我々のような林業従事者
- 鉄砲を背負ったハンター
- よっぽどの物好き
くらいですね。
我々林業従事者は、ハンターとの事故を避けるため、
伐採作業をしています、ここに人間がいます!
と、必死にアピールしなければなりません。
こんな看板や、発砲注意の看板を、そこいらじゅうに掲示して作業しています。
電柱などの構造物にも、
これでもか!
というくらい、マーキングテープを巻いて、ハンターに対して、また、伐採作業の際の注意躍起に役立てています。
マーキングスプレー、目立つのはブルー!
土木工事の際には、このように
マーキングラッカースプレー
でしるしをすることが多いです。
アスファルト舗装の上などでは、赤や白などが目立ちますが、山の中では
もちろんピンクなども目立つとは思いますが、安いラッカースプレーの中では
ブルー
が、一番目立つとおもいます。
登山道の目印には、昔ながらの赤布
いくら目立つからと言って、プラスチック製のマーキングテープを登山道の
道しるべ
として巻くのは、あまりお勧めできません。
伐採作業のマーキングテープは、作業が終わればもちろん回収するんですが、テープ自体は、1年間の風雪に耐える耐久性はないんです。
そのうち劣化してきて、風で落下、山の中にゴミをまき散らかしてしまうかもしれません。
登山道には、昔ながらの
綿でできた赤布
を巻きたいです。
こちらなら、まんいち風で飛んで行っても、いつかは自然に帰るでしょう。
こちらもおすすめ>>チェンソーの工具入れを考える 現時点ではロスコツールバッグが最高
コメント