トン袋という、大型の袋があります。フレコンバッグとも呼ばれます。
容量が、約1立方メートル入るので、水なら
約1トン。だからトン袋?
土のうやごみ袋としてよく使われています。わたしは落ち葉の掃除によく使いますが、荷物が入っていないと、自立してくれません。
トン袋を自立させるためのスタンドが売っていますが、けっこう高価です。
自分で簡単に作れます。
鉄筋を曲げて四角形を4つ作るだけ
簡単とはいえ、鉄筋を切ったり曲げたりする道具は必要ですね。
鉄筋カッターがあれば簡単ですが、なくても大丈夫。
切るのは、サンダーでも切れます。細めの鉄筋であれば、パイプに突っ込んだり、何かの角にあてて、曲げることもできます。
900mm×900mm
の、四角形を、4つ作りましょう。
そのうち、2カ所を針金でとめるだけ。折りたたんで運び、現場で広げて、四角形にします。
四角形にしたら、針金で固定。
溶接ができるなら、もっとしっかり作れますね。でも、これでも用は足りますね。
これで土のうを作ってみます。
トン袋には、みみがありますので、結束線でしばっておきます。
上から耳を引っ掛けるタイプがありますが、重たいものを入れると、あとで外せませんので注意。
重機で土を入れます。
土を入れ終わったら、自作スタンドの1か所の針金をはずし、耳の結束線をはずしてクレーンで吊り上げます。
今回は、水害の応急処置に使用。
近いうちに、ちゃんとした護岸工事が必要ですね。
いろいろ活躍、トン袋
わたしが一番使うのは、落ち葉の掃除です。
緑色の方は、自立するバッグです。
乾いた落ち葉なら、トン袋にめいっぱい入れても人力でも運べます。
しめってると、ちょっとつらい・・・
こちらは、大手ゼネコンの建設現場。
お金のある大手ですので、スタンドは市販品。いくつも設置して、分別収集しやすくしています。
東日本大震災から10年、あの黒いトン袋はどうなったの?
ベージュ色のトン袋に比べて、黒いフレコンバッグのほうが、耐候性が高いそうです。
ベージュ色の方は、薪なんかを入れておいて、しばらくしてから吊りあげると、高確率でやぶれてしまいます。
でも、黒いほうも説明書タグを見ると
1年間の耐久性。
東日本大震災のさい、除染に使われていた、あの大量の黒いフレコンバッグは、今はどうなっているのでしょう。
まさか、1年ごとに詰め替えているとも思えませんが・・
大型土のうを大型の重機で作るのには、こんな道具で作っています。
ふつうの小さい土のうも、塩ビパイプにさして込んでから作ると、簡単です。
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