家を建てる際、コンクリートの基礎部分を
寒冷地仕様
として作ってもらいました。
具体的には、
底面は全面にコンクリートを打つベタ基礎に。
それと、立ち上がりの布基礎部分のコンクリートの型枠の中に
スタイロフォーム
を貼って、そのまま生コンを打設。
基礎自体の保温性を高めてあります。
参考記事>>コンクリートで桝【ます】を作る 備忘録
家の造りやうは夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。by兼好法師
徒然草では、
家を造るなら、夏を基本にしなさい。冬はどんなとこでもへっちゃら、
みたいなことを言っていますが、全く同感できません。
逆です。
この高冷地では、夏はエアコンはいりません。
そもそもエアコンがありません。
1年の半分は、
薪ストーブ
の季節です。
いかに、冬の間の
光熱費
を節約するかに、わが家の家計は左右されるんです。
参考記事>>冬の電気代が高騰!高冷地の水道事情と外水道のシンクのDIY
地下にもある、節電小次郎
こちらは、差し込み口が2本の
節電小次郎。
水道管の凍結防止帯の、節電装置です。
この地下空間を、いつまでも暖かく保つことが、節電の第一歩となります。
地下空間を覆うスタイロフォーム
これが基礎の内側になります。
外の大気に接する基礎の内側に、スタイロフォームを施工してあります。
オレンジの部分が、地下の通気口、
地窓(じまど)
の部分にDIYではめ込んだ、ネオマフォームとなります。
6月になり、保温性よりも、通気性が必要になってきましたので、これを開放します。
ネオマフォームをはずし、網の部分をスライドさせると、窓が開きます。
この地窓には、網が張ってあり、虫がはいりにくくなっています(が、100%ではない)。
通気と炭で地下空間の調湿
地窓を開けるほか、地下空間の調湿のため、高級な、
岩手のナラ炭
を、網に入れてところどころにおいてあります。
これがどの程度効いているのかわかりませんが、地下の空間が
カビだらけ
になることは、ありません。
薪を壁際に積む際にも、地窓が隠れないように、下駄をはかせています。
参考記事>>カベ際に薪をたくさん積む方法
もっとも、この家を設計してくれたタカヒロさんによれば、
「地窓なんか、いらないよ。寒いもん。」
などと言っていたんですが、施工業者は、見積もりに入っていたので、
「いや、そういうわけにはいかないんです・・・」
というわけで、施工された地窓。
せっかく作ってあるので、毎年この時期にあけて、10月にまた閉める、という、
短い夏仕様
に、今年もチェンジしたのです。
こちらもおすすめ>>井戸水は夏冷たくて冬温かいってほんと?
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