平成の終わりごろ、台風の被害で倒木が多発し、1週間くらい停電したことがありました。
倒木は同時多発的に発生したようで、私たちにも倒木の処理の仕事が来ました。
停電しても、復旧作業には向かわねばなりませんでしたが、その時から、自宅に
発電機
が欲しいと、常々思っていました。
災害に備えて、太陽光発電を設置する人も多いですが、山の中であまり発電が期待できないこと、冬の停電対策などを考え、とりあえず発電機の購入を検討します。
真冬に最低限生きるために必要な電気
倒木の被害で停電するのは、夏から秋にかけてが多いんですが、いちばん怖いのは
真冬に停電
することです。
薪ストーブがありますので、暖房や調理には使えますが、
水道が凍ってしまう
と、その被害は甚大です。
我が家は井戸ですので、水を使うためにも、電気が必要なんです。
- 井戸ポンプ消費電力・・・890ワット
- 凍結防止帯・・・・・・・1000ワット(トータルで)
- 合併浄化槽・・・・・・・123ワット
真冬に停電した場合、暖房は薪ストーブや石油ストーブで賄えますが、上下水道のために2013ワットの電力が、最低限必要なことがわかりました。
それにしても、凍結防止帯がそこいらじゅうに張り巡らされていて、こいつが冬の電気代を押し上げていると思うと、何ともやり切れません。
凍結防止ヒーターに通電させない場合、そのたびに
水抜き
が必要になりますが、氷点下15度の中で、水抜きに失敗してしまえば、事態はさらに悪化してしまうでしょう。
また、井戸のポンプのようなモーター類は、起動する際に消費電力が2倍くらいは必要で、これだけでも
2903ワット以上の発電機
が必要となることがわかります。
夏の停電では冷蔵庫も使いたいよ
平成30年の停電は、夏の終わりに発生しました。
当時高校生だった娘は、
お風呂に入れないから、学校にも行かない
と、学校もボイコット。
でも、いちばん困ったのは冷蔵庫でした。
冷凍してあった肉などは、すぐに融けることもなく順次使っていったんですが、1週間かかって、すべてのものが融けてしまったのです。
- 冷蔵庫・・・・・289ワット
- 炊飯器・・・・・1400ワット
- 電子レンジ・・・1370ワット
- 給湯器・・・・・210ワット
- 洗濯機・・・・・590ワット
炊飯器や電子レンジの消費電力が大きいことが気になりますが、同時に使わなければ、上下水道と合わせても、真冬の消費電力を上回ることはなさそうです。
お風呂に入ったり、ご飯を炊飯器で炊いたりもできそうです。
- テレビ・・・・290ワット
- パソコン・・・65ワット
- LEDランプ・・10ワット
災害時の情報収集として、テレビやインターネットを使っても、それほどの電力の消費はなさそうです。
ガソリンが買えなければだめですが・・
以前から停電に備えて準備している、ヒュアーハンドランタン。
参考記事>>ヒュアーハンドランタンとコールマンのランタンをともして夏のバーベキュー
こういった備えも、石油が買えなくなれば、使うことは出来ません。
東日本大震災の時はそうでした。
ガソリンの携行缶も品切れとなってしまったのです。
それに備えるならば、太陽光発電と蓄電池、電気自動車などがいいのかもしれませんが、そのコストはまだまだ高価なものです。
でも、石油がこの先買えなくなることは、私の生きている間には起きそうもありません。
もし、そうなった場合は、生きるか死ぬかの世界になっていることでしょう。
そうなる前の備えとして、発電機の検討をしてみたわけですが、最近の家電製品のコンピューター制御では、インバーター発電機が必要。
さらに、消費電力などから計算して、
3.0KVA(3000ワット)まで使えて、コスパのいい、こちらに決定しましたが、
まだ購入のめどはついていません(笑)
こちらもおすすめ>>台風で倒れやすい樹木 危険な木ワースト5
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