近所で、薪割り名人が薪を割っています(近所といっても車で10分ですが)。
名人に、ふぞろいの薪がたくさんあって、保管に困っていると相談したところ、
スイス積みがいいよ
と、その場で積んで見せてくれ、教えてもらいました(上の写真)。
今回こそ、廃パレットに積んでみます
前回の記事
こちらで紹介したのは、パレットというよりも、コンテナに薪を積んだ記事でした。
今回は、正真正銘、パレットに積んでみます。
木製のパレットは、ホームセンターなんかで、タダでもらえることがあります。
直接、地面に積むよりも、100倍はいいと思います。
スイス積みは円形に積みます
スイス積みで薪を積むには、円形で1段目をスタートさせます。
最初は、ふぞろいの薪の中でも、割と長さがそろっているものから積んでいきます。
パレットの大きさに制約を受けてしまいますが、できるだけ直径が大きいほうが積みやすそうです。
2段目、というか、1段目の次は、薪を円形に、横積みします。これを枕に、内側に傾斜が付くように積んでいきます。
スイス積みは、常に内側に荷重がかかるように積んでいくことで、崩れない積み方になるんです。
円の中心あたりが、どうしても重なりがちになり、外側に傾斜が付いてきますので、そのたびに円周方向に横積みをして、枕にします。
真ん中に、穴ができるので、コロ薪を詰めこもうと思ったんですが、本体を構成するのに、割とコロ薪が使いやすく、中に入れる分がなくなってきました。
穴が開いていた方が、乾燥にはよさそうです。
けっこう高くなってきても、崩れる感じがしません。
あんまり、頭を使わずにこんな高さまで積んできました。
けっこう楽しいですねー。
密には積めないので、乾燥は早そうです
最後に、ビニール傘をかぶせてみました。
メッチャ、かわいいんですけど。
でも、ちょっと傘が小さかったな。なにか、ビニールでもかけておきましょうか。
積んでみて感じたことは、密には積めないので、乾燥にはよさそう、ということと、
積むのがラク、ということでしょうか?
井桁積みは、端っこに積む薪を、選び出さなければなりませんが、スイス積みは、コロ薪でもなんでもどんどんと積んでいけるんです。
すでに、乾燥している薪を、たくさん積むには、井桁積みのほうがたくさん積めるでしょう。
これが名人の井桁積みだ!
名人は、スイス積みを教えてはくれましたが、基本、井桁積みです。
メッチャ、まっすぐ積んでいますね。
わたしも、販売用の薪は、サイズがそろってますので、井桁積み、もしくは小屋やコンテナに詰め込んでいます。
名人は、薪を販売している同業者なんですが、スゴイのは、
すべて斧
で割っていることです。
私は、薪割り2年目には、電動薪割機を購入。その後、エンジン式も購入。
その私と、同じくらいの量を、
斧1本!
で、すべて割っているんです。
一昔前、テレビ東京で、
テレビチャンピオン
という番組がありました。
その番組で、薪割り王選手権、というのがあったそうです。
この大会で、名人は見事チャンピオンに。その名を、
BOB(ボブ)
さんといいます。
その時の、優勝のあかしとして、写真の斧を頂いてきたそうです。それ以来、30年、この斧一本で、すべての薪を割っているそうです。
尊敬します!
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