キャベツ畑に丸太の橋をつくる 雑木の有効利用【その7】

高原のキャベツ畑 DIY
高原のキャベツ畑
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若きキャベツ農家のヨースケに、畑にはいるための丸太の橋を頼まれましたので、一緒に作りました。

この畑の向こう側にも、道はあるんですが、遠すぎますので、この川を渡ればキャベツの出荷が効率的になるんです。

かなりしっかりとした橋が、完成しました。

材料は太鼓挽きのカラマツと、カラマツを製材した板

太鼓挽きのカラマツ
太鼓挽きのカラマツ

カラマツは、八ケ岳にはたくさん植えられています。

いわゆる、広葉樹をさすところの

雑木

ではなくて、針葉樹となりますが、あまり建築材料には使われません。

成長するときに、時計回りに回転しながら成長し、伐採後は反対に、反時計回りに戻ろうとしますので、材が狂いやすいのです。

丸太の杭など、土木工事などには使われますが、最近はコンクリート製品にとってかわられていますね。

材の中に油分が多く、腐りにくいので、今回のような土木工事には最適です。

参考記事>>チェンソーで丸太を三角錐に切る方法 杭を作る

丸太を太鼓挽きにするには、

アラスカン・ソーミル

があれば、チェンソーでも可能で、板にも製材もできますが、今回はキャベツ畑のスケジュールの都合で時間がありませんので、製材所にお願いしました。

土台も丸太、橋げたも丸太です

丸太橋の構造
丸太橋の構造

ホントは、鉄骨などでしっかりとした橋を作りたいのですが、この河川を管理する行政区に問い合わせたところ、

河川の占用許可

と、

借地料

が必要といわれました。

丸太の橋で、幅が2.7メートル以下であれば、

仮設の橋

の扱いになるということで、丸太にしたんです。

とはいえ、この広大なキャベツ畑。

シーズンになれば、一面にキャベツが実るんです。

出荷するのに、トラックに箱詰めしたキャベツを満載しますので、かなりの重量になるんです。

鉄骨の橋に匹敵するよう、直径40センチ前後の丸太を、土台と桁に使います。

さらに、厚さ5センチに挽いた、カラマツの板を敷き詰めます。

ヨースケが板を丸ノコで切って、働き者の奥さんが

クレオソート

を、塗りまくります。匂いがキツイですねー。

これをコーススレッドでとめ、かすがいで丸太同士をつないで完成しました。

さっそくトラクターで耕し、今年も農業がはじまります

丸太の橋が完成
丸太の橋が完成

とおく蓼科山の見えるキャベツ畑。

丸太の橋が完成した次の日には、もうヨースケがトラクターで耕してありました。

専業農家のヨースケの畑は、もちろんここだけではありません。

シーズンになれば、奥さんと2人、早朝から収穫と出荷。

少しでも効率よく出荷したいので、この橋を作ったのでした。

頑丈な橋が完成しましたが、幅がせまいので、暗い中、事故にはくれぐれも気を付けて渡ってください。

こちらもおすすめ>>いろいろな土留め工 DIYでもできるかな

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