いつも薪を買ってくれる、美濃戸高原のSさんに薪の配達に行った帰りに、先日伐採された
御柱(おんばしら)
を見学してきました。
コロナ禍の中の伐採だったため、いつものようにお祭り騒ぎをして
斧とのこぎり
での伐採ではなく、チェーンソーでの伐採だったようです。
30年ぶりの御小屋山(おこやさん)からのモミの木
7年に一度の諏訪大社のお祭り、
御柱祭
が、来年度に行われます。
巨大なモミの木を、八ケ岳の山ろくから諏訪大社まで引っ張っていくというお祭りなんですが、この間に、急坂から木を落としてみたり、川に落としてみたりと、毎回死人が出たりする、
超危険な
お祭りです。
諏訪大社には、上社と下社があって、わたしの住む地域は上社の担当なんですが、上社の場合は本来は、諏訪大社の社有林、八ケ岳の阿弥陀岳の手前にある
御小屋山
から、モミの木を伐ることになっています。
しかし、62年前に甚大な倒木被害をもたらした、
伊勢湾台風
の影響で、最近まで大きなモミの木が調達できず、今回実に
30年ぶり
に、御小屋山からの調達となりました。
御小屋山は、Sさんの住む美濃戸高原から、まっすぐに阿弥陀岳に向かったところにあるんです。
樹齢200年、目通り幹囲3メートル、長さ6丈、重さは7トン!
御柱は、上社本宮に4本、上社前宮に4本の計8本建てられ、それぞれ1の御柱がいちばん大きいです。
一番大きな本宮1の御柱は、
- 樹齢200年
- 目の高さの幹の円周(目通り幹囲)3メートル
- 長さ6丈(18.2メートル)
- 重さ7トン
あるそうで、そのあとに行くにしたがって細く短くなっていきます。
手前から本宮1から4、前宮1から4となります。
細くなる、とはいっても、すべて直径1メートル近くあり、横を通る自動車と比べても、かなり太いことがわかると思います。
切り口には、かなり長いバーをつけたチェンソーで、苦労して伐採した後がうかがえます。
ご神木を裂けさせてはいけないプレッシャーなど、同じ伐採をするものとして、興味深く見学してきました。
待ちきれなくてラッパの演奏をしていました
御柱祭では、
♬やまのかみさま おねがいだー♪
などの
木遣り歌
がうたわれ、その掛け声を合図に、引き子たちが曳航を開始するのですが、その横で
ラッパ隊
の演奏もにぎやかに行われます。
気の早いラッパ隊の人たちが、御柱を前に、ラッパの演奏をしていました。
ラッパの演奏もそうですが、新型コロナの心配がありますので、今までのようなお祭りはできないのかもしれません。
茅野駅の近く、木落とし坂の観光用の観覧席は、今回は設置しないことになりました。
場所は八ケ岳農業実践大学校のちかく
御柱の仮置き場には、だれでも見に行くことができます。
場所は八ケ岳農業実践大学校からすこし美濃戸口に登って行った左側で、駐車場もあります。
全部の御柱が、一度に見れますので、おすすめです。
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