クレーンの届かない急斜面に立つ建物裏のコナラの木を、
チルホールTU-16
でゆっくりと倒しました。
ゆっくりと倒すため、TU-16のみではなく、TU-7も補助的に使って、狭いスペースに安全に倒すことが出来ました。
倒すコナラの木が結構太くて長いんです
倒さなければならないコナラはこちらになります。いい薪になりそうな素性の良いコナラです。
すでに手前にあったカラマツとハシバミは
チルホールTU-7
で倒してあります。
写真に向かって左側に倒せればそんなに難しくない伐採なのですが、そちらは他人の敷地で、左側にあるカラマツなども伐ることが出来ません。
クレーンも届きませんので、手前側しか倒せる場所がありませんでした。
反対側から見たところ。はしごがかかっているコナラです。
向こう側の狭いスペースに、この枝ぶりの良いコナラを倒さなければならず、胃が痛くなります。
すでに倒してあるカラマツが見えますが、これが立っているときに比べたところ、このコナラも同じくらいの高さがありました。
ワイヤーを登っていって3本プラスロープでコントロール
チルホールで伐採する場合、普段は倒す方向に引っ張るわけですが、それでは勢い良く倒れてしまいます。
今回はゆっくりと倒したいので、反対側に大きなチルホールTU-16をセットします。
チルホールTU-16をゆっくりと送り出すことによって安全に倒したいのです。
そこで足に爪を付けてバランスのいい場所まで登ってワイヤーを玉掛けします。
木に登るのなら上から少しづつ切り落とすことも考えたのですが、
倒す方が100倍はラク(^^♪
ワイヤーを引き上げるために使ったロープも気休めですが倒す方向のコントロールに使いたいと思います。
こちらがゆっくりと送り出すためのTU-16。
送りしろが必要ですので専用ワイヤーをめいっぱい送り込んであります。
もちろん玉掛けしたワイヤーもこれに対応した強度の4分ワイヤーを使用。
こちらは建物の方に倒れないようにするために使うチルホールTU-7。
私がチェンソーで切った後に操作します。
右下に見える赤いラインが、倒したい方向に引っ張るTU-7のワイヤー。
あちらに倒れていきますので十分遠い場所にアンカーを取っています。
黄色のラインはこちらに倒れないようにロープを立ち木に折り返して張っていて、これも私が操作します。
受け口と追い口を入れて倒れ始めます
チルホールを送り出すには、上のレバーを往復させます。
反対側ではTU-7で引っ張っています。
お互いに引っ張りあった状態で倒していきます。
ここまで倒れれば、家の方や反対に倒れることもありません。先端の枝がカラマツに入り込んだからです。
私が引っ張っていたTU-7はフリーにします。
無事倒れました
無事に狭いスペースにコナラが倒れました。
ワイヤーを外してもう一本同じ方式で倒します。
2本目は少し細くて短かったのでそれほど苦労はしませんでした。
2本とも狙った通りに安全に倒すことが出来ました。
何より大変だったのは、チルホールTU-16はじめ、ワイヤー類を急斜面の上まで人力で運ばなければならなかったことです。
軽トラでもエンジンがヒイヒイいってここまで登ってきたんです(笑)
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