別荘の裏に、おおきなクリの木が傾いて育ってしまい、危険でしたので伐採することになりました。
今回は、チルホールを使って、傾いた方向にゆっくりと倒してみたいと思います。
チルホールT-7、2台でコントロールする
今回使用するチルホールは、T-7を2台。
1台でゆっくりと倒し、もう1台は方向のコントロールです。
伐採するのは、ピンクのテープを巻いてあるクリの木です。
この2本を、重機の方向に倒したいのです。
横から見ると、家の方にけっこう傾いているのです。
栗は裂けやすいのでロープをぐるぐる巻き
まずは高い位置に、玉掛けワイヤーを2本取り付けます。
高いほうがゆっくりと倒す用のワイヤー。
低いほうは方向をコントロールするワイヤーです。
いままで、クリの木が伐採途中に裂けるのを何度も見てきました。
急に裂けて倒れたら危ないのです。
裂けるのを防止するため、ロープを幹にぐるぐる巻きにしておきます。
参考記事>>傾いた木の伐採【あわや大惨事】裂けあがったクリの木
チルホールは下げしろが必要、目いっぱい巻いておく
伐採作業では、チルホールは引っ張ることの方が多いんですが、今回は逆にゆっくりと緩めたいので、チルホールのワイヤーは目いっぱい巻いておきます。
ピンクのテープがチルホールのワイヤーの最終です。
このチルホールはある程度張っておきます。
追い口を入れたらすぐに裂けた!
小さな受け口を入れ、追い口を入れると、クリはすぐに裂け始めました。
しかし、ロープのところで裂けるのはとまり、チルホールを緩めるとゆっくりと倒れていきます。
切り倒した、というよりも、ゆっくりと折れていった、という感じです。
でも、これこそが狙いで、安全に木を寝かせることが出来ればいいんです。
クリの木が裂け切って、家の方に落ちてもいけませんのでロープで控えをとっておきました。
2本とも安全に寝かすことができました
2本とも、狙った方向に寝かすことが出来ました。
そんなに太い栗ではありませんでしたが、家の方に傾いていましたのでいつ倒れてもおかしくありませんでした。
実際、ハスクバーナ550XPで追い口を入れると、すぐに倒れ始めたのです。
こういった危険な木は、もっと小さいうちに処理しておくべきですよね。
こちらもおすすめ>>チルホール【T7】の使い方 アカマツを倒す
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