ゴールデンウィークが終わると、標高1200メートルの我が家の周辺にも、山菜の季節がやってきます。
ゴールデンウィークに、この辺りをうろうろしている山菜取りの人がいるんですが、
まだ早いんですよー。
一番早いのは、ふきのとう
フキノトウは、ふきの花なんですが、天ぷらにして食べると、
春がキター!
って感じになる山菜です。
苦いので、そんなに何個もたべられません。残ったら、ふき味噌にしてもう少し楽しみます。
あと1か月すれば、ふきの葉っぱも大きくなって、こちらも必ず食べますね。
行者ニンニク
強烈なニンニク臭のする山菜、行者ニンニクは、八ヶ岳にはあんまり自生はしていません。
山菜の苗として、たくさん売っています。それを育てて、出荷している農家が結構いますので、わりとポピュラーな山菜になってきました。
私も、苗を植えておいたら、かなり増えてきました。
有毒の水仙の近くに植えてしまって、注意が必要なんです。
フキノトウとおんなじ位の時期に出てきますので、一緒に天ぷらにしたり、刻んで醤油漬けにして、
行者ニンニク醤油
として、シカ肉のタタキに付けて食べれば絶品です。
似たような葉っぱの植物がけっこうあります。いづれも、ニンニク臭はしません。
バイケイソウは有毒ですので、注意しましょう。
この辺りには、行者ニンニクは、ほとんど自生してませんから。
山菜の王様 タラの芽
タラの芽は、トゲだらけの木の芽です。
採取には、皮の手袋があるといいですね。
高いところは、鉄筋を曲げたフックで引っ張って取ります。
木を折らないように慎重に。
近頃は、シカに木の皮を食べられてしまい、減っていますね。
参考記事>>鹿の食べたい樹木 その傾向と対策
減ってはいますが、やっぱり山菜の王様です。
天ぷらにして食べれば、メッチャ、パワーがみなぎってきます。
こしあぶら
こしあぶらも、タラの木と同じウコギ科の樹木です。
天ぷらにして食べると、タラの芽のような味がしますが、こしあぶらの方があっさりしています。
少し開いてきても柔らかいので、細かく刻んでから、電子レンジで30秒から1分チンして、ご飯にまぜて、ごま塩をかければ、あっという間に
こしあぶらの炊き込みご飯(風)
の出来上がり。ご飯だけで3杯はいけますよ。
こごみ(クサソテツ)
こごみは、クサソテツというシダの仲間で、ゆでればそのまま食べられますので、人気があります。
同じく、シダの仲間の山菜、
ワラビやゼンマイ
なんかは、あく抜きや乾燥が必要ですが、こごみは茹でて、マヨネーズ味噌なんかを付ければすぐにおいしく頂けます。
「おとうさん、ここのやつは開きすぎだよ。」ジーニーが言います。
わたしは、こごみもガーデニングの植物として、庭にも植えています。
バドミントンの羽のようで、きれいですね。
夕飯の前に、ちょっと収穫
夕飯前に、愛犬と散歩。
そのついでに山菜採りをするんです。
竹で編んだ、腰ビクと軍手を装着。
シイタケは、もう何年も栽培していて、たまに販売したりもしてるんですが、春はほとんど食べちゃいます。
春のシイタケは、形が不ぞろいのやつが多いんです。あっつい日があったり、乾燥したり。
春の山の滋養をおいしくいただきます
もう、これだけで、ほかにおかずはいりません。
シイタケは、ダイコンやタケノコの千切りと一緒に細く刻んで、沢煮椀のお吸い物に。
こごみは、ゆでるだけ。ウドとこしあぶらは天ぷらに。
山からの贈り物、ごちそうさまでした。
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