木の上に登るとき、藤井電工の
ツヨロン柱上安全帯
を使っています。
命綱であるランヤード
は、ノーマルでは一本しかついていません。
この場合、上っていく途中に枝があると、いったん安全帯を外して上の段にかけなおさなければなりません。その瞬間は生きた心地がしません。
そんなとき、ランヤードが2本あれば、どちらかの命綱が必ず有効になっていますので、危険を回避できます。
また、樹上でチェンソーを使う時も、一本ですと、それが切れてしまえばチェンソーと一緒に真っ逆さまです。
2本あるという安心感が、心に余裕を生み出し、安全な作業につながると思っています。
そこで、古いランヤードの金具を使って、新しいロープでもう1本のランヤードを作ってみたいと思います。
必要なもの
藤井電工のランヤードは直径が16ミリのロープです。
- 16ミリのロープ
- ワイヤー差し
- ビニールテープ
- ハサミ
- 古いランヤードの金具
まずロープを必要な長さにカット
今回は、ノーマルのランヤードと同じ長さにしますので、あみしろを40㎝足してカットします。
ロープのカットはビニールテープを巻いてから、剪定鋏で切るとキレイにカットできます。
フックにロープを通してロープをばらす
安全帯のフックにロープを通してから、3本のストランドをばらします。
ばらす長さは20センチくらい。
それそれがほぐれないように、ビニールテープを巻いておきます。
上から
- 赤
- 黒
- 白
にしました。
順番に差し込んでいく
まずは赤。細いロープならワイヤー差しはいらないですが、あると楽です。
手前に裏返して赤が出てきているところに黒を差します。
最後に黒が出てきているところに白を差します。
うまくできるとこんなふうに、三か所から出てきます。
2回目は、一つ飛ばして差す
赤が出てきているところから一つ飛ばして、2回目の赤を差します。
赤が出てきたところに黒の2回目を差します。
同様に黒が出てきたところに白を差します。
だんだんきつくなってきます。
寄りが戻らないように回転させながら、差し込んでいきます。
形を整えて、なじませながら続けます。
3回目以降、同じように差します
これを繰り返し、4回差し終わったところ。最後に差し始めた白が、一番短くなります。
ツヨロンの純正品が4回差しですので、4回にしました。
そのままテープを外してもいいのですが、私はほつれるのが嫌なので、
全体にビニールテープを巻いておきます。
これでフックがつきました
お疲れ様でした。
今回はランヤードでしたので、輪っかは小さかったですが、大きな輪っかも同じように編めば作ることができます。
犬の散歩用のリードなんかも、簡単に作れますよ。
反対側は次回の記事で。
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