先日、別荘を新築したSさんのお宅に薪を配達したときのことです。
すぐに使える乾燥した薪が、無事、新しい薪ラックに収まった後の話です。
Sさんが、庭の一部を掘り返していたので、不審に思った私は、おせっかいながら、事情を聞いてみたのです。
業者がちゃんと工事したのかがわからないんです
Sさんが掘っていたのは、写真の一番右にある、砕石部分でした。
斜面の上の方からの湧水に備えた、暗渠です。
Sさん「この中に、パイプやフィルターがあるのかどうか、確かめたいのです。」
私「工事した業者から、写真とかの提出はなかったんですか?」
Sさん「それが、まったくわからないんです」
土木工事の際、地下に埋設される部分については、写真に収めておくのが普通なんですが、それが無かったようです。
ずっと見てるならいいんですけどね
公共工事でも民間の工事でも、写真は、
ちゃんとやっていますよ♡
という、証明になります。
特に、完成したとき、地下に埋まってしまうものなら、なおさらです。
現場監督が、いつもカメラをぶら下げているのはそのためです。
決して、インスタグラムやツイッター、ましては私のように、
ブログにアップ(笑)
したいから、カメラを持っているわけではないんですよ~。
写真はある公共工事の水路工事。
役所の職員による段階確認というものです。
ここでは、
- 湧水パイプがちゃんと入っているか
- 砕石は既定の厚みがはいっているか
- 砕石は転圧されているか
- 工事現場の安全管理はしっかりとしているか
などが確認されるわけです。
役所の職員も忙しくて、毎日ずっと見ているわけにもいきませんし、我々も、ちゃんと工事はしているのですが、
ずっと見てられると、照れちゃう♡
ので、写真で証拠を残していくのです。
お客さんが納得するように
別荘を新築するにあたって薪ストーブを導入したSさん。
薪を割った際にでた木っ端を、焚き付けとして差し上げました。
もっと、薪ストーブのお話をしたかったのですが、
土木工事のお話
に終始してしまいました。
Sさんには、湧水処理のパイプが、いちばん上流まで入っていないかもしれないことを伝え、帰路につきました。
後日、真ん中の辺りを掘ったところ、ちゃんと施工してあって安心したと、メールが届きました。
私も安心したのですが、施工した業者が、
ちゃんと工事した証明
として、写真を1枚でもとっておけば、Sさんは砕石を掘るなどという重労働をせずに、
別荘で悠々と過ごせた
のにな~、と、会ったこともない業者ですけども、少々怒りの感情がわいてきてしまった出来事だったのでした。
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