私は、薪を販売もしていますが、イチ消費者でもあります。
原油価格の仕組みはよくわかりませんが、その値上がりには翻弄されてしまう、小市民でもあります。
自分で薪を販売していてなんですが、キレイに割られた薪を購入して、冬を越している人々は、
お金持ち
さんだと思うわけです。お金持ちの暖炉と葉巻のイメージですね。
小市民薪ストーブユーザーは、出来れば、タダで薪を手に入れたいんです。
まずは情報収集、そして行動あるのみ
山深い森で、人知れず行われている伐採事業。
森林組合の組合員である伐採業者が、こんな伐採をしているところは、
補助金
が出ている事業がほとんどです。山の地主には、お金の負担が生じることがなく、森林組合などの業者が補助金を申請代行して、間伐採をしています。
伐採業者は、補助金の範囲内で作業を請け負い、お金になる丸太は、搬出して利益としています。
ですので、お金にならない部分は、そのまま放置されていることが多いんです。
こんな時、地主に相談すれば、薪になる丸太は、ほとんどタダで手に入ります。
まあ、手土産くらいはあったほうがいいでしょう。
山の地主が誰なのかは、しかるべき公共機関で調べることができるかもしれませんが、伐採作業している親方に聞くのが一番早いです。
この場合も、3時のお茶くらいは持って行った方が、スムーズに話が進むでしょう。
親方は、
「いくらでも、もってけ!」
と言ってくれるかもしれません。その場合、仕事の邪魔にならないように、もらっていきましょう。
林業では、伐採した樹木を、このウインチで引き寄せて、
枝払い、造材まで一台でできる、
プロセッサ
や、何なら、伐採までできる
ハーベスタ
など、機械化が進んでいて、補助金でこれらを購入、補助金で仕事、儲かるのは機械屋さん、みたいな構図がありますね。
市町村の広報
私の住む山間部の集落では、回覧で
木を切ったので、持って行っていいよ
との回覧が回ってくることがあります。
集落単位でなくとも、茅野市の広報で
伐採木さしあげます
との情報もたまにあります。こういった場合は、だいたい早い者勝ちですので、すみやかに、かつ、
あの人、何回も来てるよね
と思われないように、スムーズに、もらってきましょう。
私も伐採業者のひとりですが・・
写真の伐採木無料配布の現場は、私が伐採した現場です。
太陽光発電所を作るために、先だってまわりの林を伐採しました。
木の種類は、
- カラマツ
- アカマツ
- サワラ
などの針葉樹と、
- クリ
- コナラ
- ミズキ
- サクラ
- けやき
などの雑木でした。
針葉樹は、搬出して、業者に売りました。
薪になるような広葉樹は、地域の人々が、譲ってほしいとのことでした。
今年の4月初めに伐採が終わって、大型トラック5台分くらいの雑木の丸太を置いてありました。
私にも、もらう権利はあったんですが、自分ちの薪で手いっぱいだったので、ここから運ぶことはありませんでした。
参考記事>>玉切りした薪を割り終わったので薪割り機を移動
この情報を、地区の回覧で回してもらい、こちらの看板を立てておいたところ、6月の中旬には、ほぼなくなっていました。
無料でもらうためのアイテム
薪をタダでもらうといっても、こちらにも準備が必要ですね。
次のアイテムは必ず必要です。
- エンジン式チェンソー
電気式では、山の中では心もとないですね。時間もかかります。やっぱりエンジン式がパワーもあります。 - 自動車
軽トラックが最高ですが、乗用車でも運べないことはありません。 - やる気と行動力
これさえあれば、なんとかなります!
私は軽トラックを入手するまでは、
三菱ジープJ53で、どんな山の中からでも、搬出しておりました。薪なら、30束くらい積めました。
軽トラックには、どれくらい積めるか
ちなみに、軽トラックの最大積載量は
350kg
です。
雑木薪一束の重さは、約10kg。
販売するにあたって、50束積みますので、
500kg
積んでいる計算になります。
薪一束は、直径22㎝のタガに入って、長さ40㎝ですから
0.11×0.11×3.14×0.4
で、これを50束、ナラの比重0.68トンをかけると、やっぱり同じような重さに・・・
あくまでも、計算上ですので深入りはしないでください。
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