昨年のことなんですが、薪を買ってくれる蓼科の常連さんの家で、枯れてしまったコシアブラの伐採を頼まれました。
伐採は簡単に終了。この丸太を引き取ってきてありました。
ゴールデンウィークの真っただ中の今日、この丸太を薪にしました。
偶然にも、わが家のコシアブラも芽吹いてきましたので、こちらは山菜として美味しくいただくことにしましょう♪
ケヤキに似ているけど、材は軽くて柔らかい
山菜として利用されるコシアブラですが、意外と大木になります。
我が家の裏には、直径20cmにもなる株立ちが生えています。
高さも、20メートル以上になりますが、台風で折れてしまいました。
樹皮の見た目は、ケヤキに似ているんですが、中身は全く違い、非常に柔らかく、軽い樹木です。
薪にしても、あっという間に燃え尽きてしまいます。でも、燃えないわけではありませんので、有効に利用します。
この弱ったコシアブラ、反対側は腐り始めていて、もっと倒れてくるかもしれません。
しかしまだ生きていて、芽吹いてきています。生命の危機を感じているのか、盛んに種を飛ばしまくり、わが家の周りにはちょっとしたコシアブラ林が出来つつあります。
薪割りついでにコシアブラ狩り
薪割り場の向こうに、サワラの大木が見えますが、その手前に、コシアブラのジャングルがあります。
木が小さいうちからせん定を繰り返していたおかげで、たくさんの枝が出てきて、一本の木から、たくさんの芽を収穫することが出来ます。
みると、今日がいちばんの食べごろ。
よだれが出てきちゃう(笑)
この枝を、鉄筋棒でゴッソリ曲げて、ゴッソリ収穫♡
薪割りは、しばらく中断です(笑)
ついでにシイタケも収穫
たのしいことに流れていく私。薪割りはやめにして、山菜取りに変更。
栽培しているシイタケも、いい感じになってましたので収穫。
ついでに、タラの芽もいくらか。
美しく芽吹いてきた、観賞用の、ニリンソウとギボウシは、とってはイケマセン!
やっぱり、今日は食べるのをガマン、私はいつでも取れますので、これは先日お米を送ってくれた、埼玉の兄に送ることにしました。
ハリギリも芽吹いてたよ
その近くには、ハリギリも芽吹いていました。一本の木から、かなり大量にとることが出来ます。
コシアブラと同じ、ウコギ科の山菜ですが、私はあまりとりません。
味はコシアブラと似ていますが、すこしアクが強く、芽が大きいのですぐにおなか一杯になっちゃう。
コシアブラの芽の向こうに見える大木は、ハリギリの大木で、
別名栓の木(センノキ)
と呼ばれ、材はテーブルの一枚板などに使われ、高価で取引されています。
コルク質の樹皮を、ビンの栓に利用したことからセンノキと呼ばれます。
じつは、この大木と兄弟分だったセンノキが、先日伐採されていて、薪の原木として手に入れた中に混じっているんです。
直径30cm以上はあるこのセンノキ。
薪にしても、コシアブラと同じように軽くて火力が無いんですが、
製材すれば高価で取引される板材♡
にもなりますので、雑木の有効利用という観点からは、その方がお互いに幸せになれるかもしれません。
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