前回の記事ではファルカタ集成材を使った、簡単DIYを紹介しました。
前回の記事>>キッチンに棚を作る 棚受けとファルカタ集成材で超簡単DIY
今回はキッチンのもう一つの不満である、家電製品の収納について考えてみたいと思います。
作り付けの収納は便利だけど・・・
キッチンの見積りの際、食器棚と家電収納がついた作り付けの棚が、20万円近く計上されていました。
これがどんなものか尋ねると、パインの集成材で、現場で大工さんが作ってくれるものだと言います。
大工さんの腕を信用しないわけではないんですが、妻はここにカントリーテイストの食器棚を置きたいというんです。
ちょうどタイミングよく、家具のダイレクトメールが・・・
今思えば、建築確認をとったりすると、この業界には情報がダダ洩れしているようで、ダイレクトメールの嵐がしばらく続くことになるんです。
何はともあれ、松本市で開催されている家具の見本市に。
そこに、ベトナム製のかわいい棚が10万円ちょっとで売っているのを発見。妻の誕生日プレゼントにせがまれ、結局これをキッチンダイニングに置くことに。
しかし、家電を置くようには作られてはいなかったので、家電製品はやむなくシンクとコンロの間に置くことに。
家電製品を使わないほどの、スローライフは送れないのです。
賢明なる奥様方なら、この邪魔くささとジレンマは察するに容易かとおもわれます。
L型キッチン対面のカウンターに家電を収納
我が家のキッチンはオーソドックスなL型で、その反対側に作り付けのカウンターがあるのですが、この下は収納スペースになっていました。
しかし、サイズ的には120×60㎝で、それほど大きくはなかったのです。
そこで、この天板を少しずらし、天板をずらした方のしたに棚を作り、この下に
- 電子レンジ
- オーブントースター
を収納しました。
トラバーティンの耐熱スペース
キッチンのワークトップによく使われている、人工大理石はあまり耐熱性はありません。
本物の石材である大理石は、石の中では耐熱性はあまりない方ですが、おおむね600度Cまでは大丈夫です。
キッチンでの使用には十分ですね。
トラバーティン
という石材が、板に加工されて比較的安く売っています。200ミリ角で30ミリ厚で、
一枚286円です。
大理石系の石ですので、見た目もきれいです。
このトラバーティンを9枚購入し、天板をずらしたスペースに貼り付けました。
200ミリ角で厚みももともとあった天板と同じ30ミリ。
コーキングで貼り付けただけです。ただ、コーキングの目地を低めにして、直接熱いものに触れないようにしてあります。
これで、オーブンレンジから取り出した熱々のピザもトレーごと置くことができます。
もちろんフライパンも鍋もオッケーです。
レンジの横にスライド式ゴミ箱と炊飯器
電子レンジの横には引き出し式の棚と、引き出し式のごみ箱をつくりました。
引き出し式の棚には炊飯器をのせていましたが、水蒸気が上の天板に当たってあまりよくない感じでしたので、いまは炊飯器とパン焼き機、コーヒーメーカーはシンクの横においてあります。
毎日使うものですし、いまのところここにおちついています。
引き出し式のごみ箱は、大工さんからいただいたフローリング(ナラの無垢材!)の半端ものでつくって、下側に、スライドドアにつかう戸車をつけてスライド式にしています。
ベアリング入りなのでスムースにスライド出来ていい感じです。
最初から100%のキッチンはない!
結局、建築当初から完璧なキッチンなどないと思うんです。
ネットでキッチンのリフォーム、DIYなんかを見ているとそう思います。
みなさん、理想のキッチンをもとめてあの手この手でリフォームしています。
これがまた楽しいんですよね。
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