今回の現場は、数か月前にカーポートを新規に建設した駐車場です。
カーポートに先だって、左側の植栽スペースの石積みの積みなおしと、舗装工事を施工してありました。
車が2台入る大きさのカーポートですが、使っているうちに不満が出てきましたので補修工事となりました。
駐車場の右側を拡幅したい
駐車場を舗装する際、もともとあった砕石の駐車場の勾配がばらばらでしたので、舗装と花壇の縁切りに
地先(ちさき)ブロック
を一定勾配で施行してありました。勾配は家の方が高く、家から離れるにつれ2%(1メートルで2cm)低くなっていき、雨水が家の方にたまらないように施工してあります。
舗装工事は、これに合わせて舗装したわけです。
すると、花壇と舗装の間に、最大で
30㎝
の段差ができてしまいました。
最初の施工の段階では、これは仕方がない、とオーナーもあきらめていたんですが、車をとめて、降りる際にどうしても段差があって使い勝手が悪かったのです。
この段差をなくすために、地先ブロックの外側に石を並べて、舗装面と同じ高さに砕石で拡幅します。
最初からこの高さまで石を並べて、ここまで舗装すればよかったんですけどねー。
そんなに大きくない石を手でならべていく
水糸を張って、約30㎏くらいの石を手でならべていきます。
たのしいな~♪
左から、舗装面、地先ブロック、自然石の縁石(今回の工事)、さらにその右側は1メートルの段差があって、こちらには巨石の土留め工が施工してあります。
そもそも、この一番右側の土留め工の高さが低すぎるので、こんなことになってしまったわけなんですが、私がやった仕事ではないので仕方がありません。
オーナーは、建物の左側の植栽スペースの石積み工も気に入らなく、舗装工事をする際に、私が積みなおしたんです。
やっぱり、工事が気に入らなかったら、積極的に意見を言った方がいいですよ。
お金を払うんですから。
石を並べた後は砕石入れ
石を並べた後は、一輪車で砕石入れ。
カーポートができてしまっていますので、工事は人力に頼らざるを得なく、最初にやっていれば簡単な工事も、難工事となってしまいます。
砕石をならしたあと、プレートコンパクターで転圧。
舗装面と
ツライチ
になるように仕上げます。
ブロック、いらないじゃん!
ついでに玄関の高すぎる段差を枕木で解消
最近、中古のいい枕木が安く手に入らなくなってきました。
高いんです。
こちらも高すぎた(40㎝)、玄関の段差を、枕木の階段で解消してあげました。
外水道のところが、なんとも使い勝手が悪そうで(玄関と近すぎでしょ!)、何とかしてあげたいのですが、今回の工事はここまで。
家を新築する際に、なかなか外構工事にまで予算が割けないことが多いとは思いますが、そうでなくても家を設計する人は、これくらいのことは考えてあげても、
バチは当たらないと思うんですがいかがでしょうか?
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