私の住む長野県茅野市では、子供が小学校に入学すると、お祝いとして、
実のなる樹木の苗
のすてきなプレゼントがあります。毎年、種類が変わるんですが、
- 長男・・・ヤマボウシ
- 長女・・・ブルーベリー
- 次男・・・びっくりグミ
を頂いて、ガーデニングが好きな我が家には、とっても嬉しいプレゼントでした。
しかし、植えた結果
- 長男の木・・・6年生になったころ、木に虫が入って枯れた
- 長女の木・・・実が付かない
- 次男の木・・・グミの実がおいしくない(苦い!)
と、悲惨な状況。
特に、次男のグミの木は、大きくなるだけで、花もあんまりキレイじゃない・・
苦いし・・
ハンマーの柄には、グミの木が最高
そこで、いろいろ調べてみると、グミの木は、
ハンマーの柄
に最高の素材であることがわかりました。
このほかに、ハンマーの柄には
カマツカ(牛殺し)
なる物騒な名前の樹木も向いているそうです。鎌の柄(ツカ)ということなんでしょう。
牛殺しが、どのような樹木で、この辺りに生えてるかどうかはわかりませんが、次男のグミの木は年々大きくなってますので、これでハンマーの柄を作ってみたいと思います。
冬に切ったグミの木を乾燥させていました
冬の間に、ブルーベリーなどの果樹をせん定するんですが、その際にグミの木もせん定します。
参考記事>>春のガーデニング バラの誘引とブルーベリーのせん定
その時に、まっすぐで太さのちょうどいい部分を切っておきました。
どんな樹木でも、材木として使う時は、水分の少ない冬の間に切るといいです。
参考記事>>山椒の木ですりこぎを作る 雑木の有効利用【その1】
直すハンマーは【はりまわし】
はりまわし
とはあまり聞きなれない工具なんですが、石工職人が石を割ったり、叩き込んだりするためのハンマーです。
ポンドハンマー、大ハンマーに比べて、柄が細いのが特徴です。
細い柄をしならせて、頭の重さを生かして石を割ります。
大ハンマーで石を叩いてみるとわかりますが、反発力で手がしびれます。
はりまわしで叩いてみると、衝撃を吸収してくれるので、手はしびれません。
はりまわしとコヤスケを直しました
こちらの先がとがった方は、
コヤスケ
といいます。尖った方で、石に切れ目をいれて、必要なサイズに割るんです。
はりまわしもコヤスケも、柄が細く長持ちはしません。たまにしか使わないので柄が折れたまま放置されていました。
今回、庭石を移動したくて、その前に柄を付けることにしたんです。
必要な道具はこれだけ。
頭の穴のサイズを測って、グミの柄をカッターで削ります。
差し込んで、とんとんと頭を落としていきます。
これを繰り返して、ぴったりと入るまで調整します。
急いで使いたかったので、とりあえずコーススレッドをクサビ代わりに打ち込んでおきます。
完成です。これで、石を割ります。
実際に使ってみると、衝撃をかなり吸収してくれて、まったく手がしびれることはありませんでした。
これで、グミの木の価値が上がりました。
うまく真っすぐな部分が育つように、これからは次男のグミの木にも愛情をかけなければいけませんね。
有用な雑木を見つけたら、また紹介したいと思います。
こちらもおすすめ>>庭石の動かし方 DIYで石を動かす
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