チェンソーの【特別教育】を受講してきたクニさん、初伐倒!

初の伐採 伐採
初の伐採
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樹木を切り倒すことを

伐倒(ばっとう)

と言います。

仕事で、チェンソーを使って伐倒作業をするには、

チェーンソーによる伐木等の業務に係る特別教育

という特別教育を修了する必要があるんです。

今日は、この資格を新たに習得してきた、クニさんの初伐倒です。

薪づくりには必要ありません

わたしの免許
わたしの免許

自宅で薪づくりの玉切りや、敷地内の木を伐採して薪にしたりする際には、この資格は必要ありません。

あくまでも仕事で木を伐る際に必要なものとなります。

私が伐木の特別教育を受講した平成14年には、目通り直径70㎝以上の木を伐る際に必要な

大径木等

と、これ以下の小径木等の二つに分かれていましたが、その後統合されました。

その後、この免許の保持者には追加の授業が必要となり、わたしも何年か前にこの補講を受けました。

資格を取ったからと言ってすぐに上達するわけではありません

追い口を入れるクニさん
追い口を入れるクニさん

クニさんは43歳。

大型トレーラーの免許まで持つ

免許オタク(失礼!)

ですが、最近なぜか伐採を手伝うようになりました。

免許オタクですので、チェンソーの資格が必要とわかると、さっそく受講してきたわけです。

カラマツにチルホールをセット。

相棒のGさん(65歳)がチルホールを引っ張っています。

受け口を切った後、追い口を入れます。

さあ逃げろ!
さあ逃げろ!

それ以上追い口を入れるな!

と私が怒鳴ります。

怒鳴らないと、チェンソーの音とイヤーマフで聞こえないんです。

この辺でツルがちぎれる
この辺でツルがちぎれる

Gさんがチルホールを引っ張ると、カラマツはゆっくり傾いていきます。

残した伐りのこし、ツルがこの辺でちぎれます。

ナイス伐採
ナイス伐採

ナイス伐採。

きちんと予定通りのところに倒れました。

ホントは何にもないところで練習したいんですが・・

残したいモミジ
残したいモミジ

伐採の初心者は、本当は何もない山の中で練習したいんです。

でも、私たちの現場は別荘地が多く、そうも言ってられません。

写真には、別荘のオーナーより

このモミジは切らないでください

との張り紙が。

いや、わざわざ切りはしませんけど、倒れた木の下敷きになって

折れちゃう

ことがあるんですよ。

うまく倒れた
うまく倒れた

ピンクリボンが残したいモミジ。

細心の注意を払って伐採。うまく倒せました。

木が倒れた瞬間転がって、モミジを折らないよう、ツルを多く残します。

切株をみて反省会
切株をみて反省会

切っちゃいけない木があると、その分難易度は上がります。

切り株を見てクニさんと反省会。

そう、免許を取ったからと言って、すぐに上手に切れるわけではないんです。伐採には

経験と細心の洞察力、そして度胸

が、必要なんですよ~。

ジジイ!お前持ってなかったのかよ!

Gさん一家
Gさん一家

いつも私の伐採でもチルホールを引っ張るGさん。

写真はGさんの自宅新築の際に、クリのご神木を倒した時のもの。

ちっちゃい子たちはみんな、Gさんの孫です。

参考記事>>直径1メートルのクリの【ご神木】を倒す やっぱり腐ってた

このじいさん、さんざんチェンソーを使っておきながら、まだこの資格を持ってはいませんでした。

俺は、枝払いしたり、チルホールを引っ張るだけだから・・

でも今回クニさんと一緒に受講してきました!

諏訪地域では、御柱祭の年にはみんなこの資格を取りたがるので非常に混雑するんですが、無事修了証をもらうことが出来ました。

Gさんいわく、講習会には、

スゲーよぼよぼの爺さんが取りに来てたよ(笑)

と馬鹿にしていましたが、

(いや、あんたもそうみられてるよ、ハゲてるし)

と、心の中で思った私でした。

でも、ハゲててもよぼよぼでも、人生、その向上心が大事ですよね。

こちらもおすすめ>>伐採の方法 初級編 スチールMS261C-Mで直径85㎝のカラマツを倒す

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