先日、乗用型草刈り機【ラビットモアー】のレビューをしましたが、こちらは大きさも値段(笑)も、プロ用の機械でした。
参考記事>>乗用型草刈り機【ラビットモアーRM983F】レビュー
オーレックには、自走式の草刈り機、
という草刈り機もラインアップされていて、こちらの方がお手軽です。
これで写真のコニファーの周りなどを刈ってみたいと思います。
軽トラや軽バンで運べます
スパイダーモアーのハイエンドモデルである、
SP852AF
の重量は、約50㎏。
一人でも、力がある人なら、軽トラックに積むことは出来るでしょう。
二人なら、余裕です。
でも、4WDで自走しますので、桟橋(ブリッジ)があれば、簡単にのせられます。
立派なブリッジを用意しなくても、足場板にL字金具をつけたようなものでも十分でしょう。
こちらもハイゼットジャンボですが、ハンドルの角度などが変えられますので、軽バンなんかにも乗せられると思います。
つぶしていって砕くタイプです
今回の現場は、コニファーが植わる場所の、伸びきった雑草です。
いつものメンバー
- オオハンゴンソウ
- ススキ
- ヒメジオン
- カラスノエンドウ
などが、いい感じにほったらかしとなっています。
ここを刈っていきます。
刈り刃は、フリーナイフとなっていて、これで雑草を砕いていきます。
ススキもバリバリ。
特定外来生物、オオハンゴンソウもバリバリ。
バックでも、つぶしてから砕いていきます。
刈り払い機だと、絡まって厄介な、カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)も砕きます。
スパイダーモアーの真骨頂、のり面を刈る
スパイダーモアーのハンドルは、上下左右にかなり自由に動きます。
のり面が刈れるようになっているのです。
ハンドルも、かなり伸ばすことが出来ます。
いちばん伸ばして、いちばん下げたところ。
このギザギザの、4WDのホイールが、大地をしっかりとホールドします。
のり面を刈る場合、あくまでも、操作する人の
全面的なサポート(笑)
が必要です。
約30分でのり面完了。
草や石は飛び散りません
農家の生命線、用水路。
刈った草で、この用水路を詰まらせ、あふれさせて、その周りの土などを流出させてしまえば、あなたは
村八分の刑
に処されるかもしれません。
刈り払い機では、右から左にかりますので、水路に入らないように刈ることが出来ます。
スパイダーモアーでは、ぎりぎりまで攻めても、草が飛び散ることはありませんでした。
また、大きめの石(50ミリ以上)には弱いですが、砕石の駐車場などを刈っても、石が飛び散ることはありませんでした。
燃料は混合50:1、約1時間でカラに
燃料は50:1の混合ガソリン。
タンクには、1.45リットル入って、ふつうに使って、1時間でカラに。
リコイルスターターの部分。こちらから、エンジン(79.4cc)の冷却用の空気が取り込まれますが、ここが刈った草などで詰まって、エンジンが故障することがよくありました。
このモデルには、そこにプラスチックのプロペラが付いていて、それをある程度掃除してくれる機能が付いています。
よく考えましたねー。
でも、給油するたびに、手でこするだけでもいいので掃除しましょう。
操作部は、ハンドルに集約されています。
ハンドルが長いのと、防振スポンジのおかげで、振動はあまりありません。
緊急のエンジンストップ機能など、オーレックの機械は、安全に対する機能が、よく考えられていると感じます。
気になった点など
この黒い、ハンドルの長さを調整するレバーが、全幅よりも飛び出ていて邪魔でした。もっとも、少しハンドルをずらせばよいのかもしれませんが、こんなに長くする意味があったのかな?
また、ハンドルを伸ばした時の操作のため、ワイヤー類が飛び出ていますので、狭いところには向きません。
これがなにかに引っかかった時、あっ、と思い停止させても、慣性がありますので
すぐにはとまりません。
30㎝くらい、そのまま行ってしまうのです。
また、先にも触れましたが、
石の多いところには、まったく向きません。
まとめ
今回のように、障害物が多く、草も伸びきったような現場では、正直スパイダーモアーのいいところが引き出せなかったと思います。
結局、刈り払い機での仕上げ作業をしました。
また、のり面なども、正直刈り払い機のスピードと燃費の良さにはかないません。
でも、
体は圧倒的に疲れない
んです。
自分は、スパイダーモアーのサポートをするだけ。一日中刈っていられるかもしれません。
そもそも、刈り払い機では
周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値をから、日振動ばく露量A(8)を求め、
刈払機の操作時間は、使用する刈払機によって、1日当たりどれぐらいの振動量(日振動ばく露量A(8))にさらされるか、その値が大きいか、小さいかで管理し、操作時間の上限値が2時間を超える場合は、当面、1日の振動ばく露時間を2時間以下とすること。
刈払機の一連続操作時間は、おおむね30分以内とし、一連続作業の後、5分以上の休止時間を設けること。
林野庁ホームページより
小難しいことを言ってますが、要するに、
1日2時間まで
などとガイドラインを定めていますが、それでは仕事にならないですよね。
スパイダーモアーには、今のところ法律などが無いようですが、いつ天下りさんたちに目をつけられるかはわかりません。
刈り払い機とスパイダーモアを組み合わせれば、林野庁のガイドラインに沿って仕事ができるかもしれません。
スパイダーモアーで山間地の田んぼの草刈りをするおじいちゃん(見えにくいけど真ん中にいます)。
この広大なのり面を、1日かけて、1年に5回くらいは刈っているようです。
そのため、仕上がりもとてもキレイ。
うっとりとするような、山間地の風景です。
こんなところを草刈しなければならない人には、かなりお勧めできる草刈り機だと思いました。
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