1か月くらい前に、蓼科高原で伐採をしていました。
この日は、夕方、激しい夕立と雷のせいで、伐採作業は中止になったんです。
その後、8月に入ってしまい、蓼科高原の別荘地では、工事ができませんでしたので伐採がストップしていたんです。
参考記事>>別荘地で【薪ストーブ】を楽しみたい際の注意事項
今日、久しぶりに現場を訪れると、
やっぱり、落ちていました(アブネー)
上から下まで見事な爪痕
私はこの日、アルミのはしごに登ってチルホールのワイヤーを玉掛けしていたんです。
雷はいきなり近くでなり始め、大粒の雨が降ってきました。
速やかにはしごから降りて、はしごを倒し逃げてきたんですが、この日はさらに雹(ひょう)も降ってきました。
アルミは、電気を通しやすいし、ワイヤーも素材は鉄ですので、
自分が避雷針
になっているようなものなんです。
写真のはしごをかけているカラマツは、この現場では
No,2
のサイズの大きなカラマツで、切ってみると、中は腐っていました。
このカラマツにも、カミナリが落ちたことがあるのかもしれません。
こいつを倒したことによって、雷があのNO,1のカラマツ以外に、落ちるところがなくなったのでしょう。
避雷針がわりに残しては?
ここにいたら、おそらく命はなかったかもしれません。
こいつを切ってしまえば、残してある木は白樺のみです。
別荘のオーナーは、ここに別荘を建てるために伐採を依頼してきました。
建築予定地からすこし離れた、このカラマツを伐ってしまえば、今度はどこに雷が落ちるのか、神のみぞ知ることとなります。
この雷の爪痕をみたオーナーは、
避雷針がわりに、
あのカラマツを残すことになったんです。
見晴らしはよくなったけど・・
伐採したことで、見晴らしはよくなりました。
でも、ここはこの一帯では一番小高い尾根の上なんです。
伐採するまでは、見通しも悪く、こういったことがわかりませんでした。
私は、仕事としてこの伐採を請け負い、別荘のオーナーの希望通りに伐採をしたわけなんですが、個人的には、
- 雷が落ちやすくなる。
- 風当たりが強くなって、残した樹木も倒れやすくなる。
- 日陰が少なくなって、避暑に訪れても涼しくない。
- 地盤が、弱くなる。
と、デメリットの方が多くなるような気がするんですが、それでも、眺望の方が大事なんですかねー?
山なんか、どこを見てもさほど変わらないような気がするんですが・・・
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