今日、1月14日は、小正月の行事、地区のどんど焼き
賽の神(さいのかみ)
です。
賽の神まつりは、新潟や富山で有名ですが、ここ茅野市でも、どんど焼きとして、ほとんどの地区で行われているようです。
どんど焼きは子供会の行事?
公民館に、五穀豊穣ののぼりがたてば、どんど焼きの始まりです。
各家庭、正月飾りを青木の束(常緑樹の枝)につけて玄関先に出しておきます。
また、だるまやお守りなどの縁起物も、どんど焼きで燃やすために、玄関先に出しておくんです。
これを、地区の小学生が集めて回り、松の木とカヤで作った、どんど焼きの枝に飾り付けていきます。
これを、その保護者たちと村の役員が建てるんです。
っていうか、デカイ
後ろに見える、八ケ岳の
天狗岳
は、もう真っ白です。
うちのしめ飾りを出し忘れたので、付けに来ました。
高さは、
8メートル(笑)
位でしょうか?
私が役員の時には、伐採のプロとして、
高さ15メートル、直径50㎝
のアカマツを、苦労して運んだのが懐かしいです(建てるのも、大変でした)。
いよいよ、着火!
小学校高学年の児童が、日のついたトーチで着火。
カヤに燃え移ります。
ちびっ子たちが興奮して、お母さんたちの怒号があちこちで聞こえます。
10分後、上の方まで燃え上がりました。あたり一面が昼間のように明るくなって、激しい火の粉が、降り注いできます。
飾り付けた竹が、パンパンと、爆竹のようにはぜます。
ちょろちょろしていた、ちびっ子たちも、本能的に離れていきます。
あっつくて、ちょっと怖いんです。
先日雪が降ったので、ちょっと安心です。
まゆ玉が焼けない
どんど焼きの時期になると、町中のスーパーマーケットで、1メートルくらいの柳の枝が結構な金額で売られています。
でも、うちの地区では用をなしません。熱くて近づけないからです。
自分の背丈の、3倍はあろうかという、柳の木。
これを、釣り竿のようにしならせて、先端に付けたまゆ玉を焼くんです。
この、ありがたい火で焼いた、まゆ玉を食べて、無病息災を願うんです。
まゆ玉も、スーパーマーケットで売り出し中。
うちでは、薪ストーブで焼いて食べます(笑)。
万が一に備えて、村の消防団も待機しています。
そこまでする~
以上、ほぼ限界集落の、異常に盛り上がる行事の紹介でした。
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