販売している薪は、基本的に一年以上乾燥させているんですが、いままでは
乾燥期間
のみを管理をしていました。
大体一年も乾燥させれば、よく燃えていますよね。
しかし、これはあくまで経験上
乾燥している
ということですので、薪屋さんの品質管理としては、お客さんは納得していなかったのかもしれません。
そこで、
シンワデジタル水分計を導入
本体と、単四電池、ナイロンのケースと取説。
水分計はいろいろなメーカーのものがあって、値段もピンキリ。
結構悩みましたが、先日ある公共工事で、舗装屋さんが工事の写真に、
シンワ測器の温度計を使っていましたので、
信頼できるかなー、と思ってシンワ製を選びました。
とりあえずいろいろ測ってみる
電池ケースはドライバーで外します。
このカバーに、マテリアルナンバーが書いてあって、木の種類を選んで水分を測るんです。
ナラ・キリ・杉
などが一緒のグループですので、薪の比重は関係なさそうです。
参考記事>>いろいろな雑木薪【1】販売用薪の種類
メーカー独自に研究した結果なのでしょう。
とりあえず、嬉しくて、キッチンの壁のSPF材に・・
計測は、スイッチを入れて、マテリアルを選び、針を差し込むだけです。
SPF材は、リストに入ってないんですが、トウヒとかと似てるので、
マテリアルナンバー1
で計測。
気温、湿度と一緒に、
13.4%と出ました。ここは、湿っていることはないので、この辺りが乾燥している含水率なのでしょう。
販売用の薪の含水率は?
販売用のナラ薪。
一年以上乾燥させてあります。
ナラは、マテリアル2で計測。まずは外側から。
11.7%。
内部を測るために、グレンシュフォシュの斧で(久しぶりに、斧で薪を割ったよ!)割ってから計測。
若干高い、12.3%。
こちらは、同じ時期に割った、クリ。外側13.5%。
内部で13.1%。ほとんど一緒ということでいいと思います。
山積み雨ざらしの薪は?
ナラとクリの雨ざらしの薪。割ったばかりで、夕立にも降られてます。
クリの薪。34.1%。
こちらは、ナラ。32.8%。
まあ、触った感じも湿っぽいですので、30%以上が割る前の含水率なんでしょう。
含水率20%以下なら売ることにしました
今まで、乾燥していると経験上判断していた薪を、たくさん計測してみました。
おおむね、
含水率20%以下
であれば、乾燥していると判断してよさそうです。
このことから、一年以上乾燥させなくても、水分計で含水率を判断すれば、販売してもいいんじゃないかと思うわけです。
そうなれば、もっと回転良く販売でき、
シンワデジタル水分計
のコストも、あっという間に回収できてしまうかもしれません。
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