私の住んでいる山の中は、上下水道のインフラが整備されていませんでした。
飲料水は、井戸を掘りました。
参考記事>>DIY バックホウで井戸を掘る
排水には、合併浄化槽を設置しました。
合併浄化槽のコストは?
合併浄化槽は、生活排水と、トイレの排水を一緒に浄化する装置で、下水道の普及していない田舎では、よく使われています。
マンホールが3つついていますが、それぞれ部屋が分かれていて、3段階に浄化させています。
基本は微生物の働きで浄化しています。この作用を促進させるため、ブロアーで空気を送り込んでいるのです。
合併浄化槽を設置した費用は、およそ90万円でしたが、茅野市から30万円ほど補助がでました。
そのほかに、運転費用として、年間に
- 法定検査料・・・・5000円
- 維持管理委託費用・20000円
- 汚泥汲み取り費用・30000円
- ブロワーの電気代・28000円
合計83,000円
これは最低限かかる費用で、決して安い金額ではありません。
上下水道代がかかっていないとはいえ、何とか節約できないものかと思い、
ブロワーの電気代
に着目したわけです。
パナソニック製の屋外用タイマーを設置
浄化槽の管理をお願いしている会社の方に聞くと、タイマー運転でも問題ないと言います。
そこで、パナソニック製の屋外用24時間タイマーを設置。
思い切って、12時間の間欠運転に変更。その後の管理状況から、機能的には問題ないとの報告。
ブロアーが2つあって、合計で123ワット。
これが24時間、365日回り続けて約28000円。
12時間にするだけで、単純に半額になります。
タイマー自体が結構なお値段でしたが、4か月くらいで元が取れます、たぶん。
浄化された水は地下に浸透させます
浄化槽で浄化された水は、地中の有孔管と、単粒度砕石の中を通って、ゆっくりと地中に浸透させていきます。その際にも、微生物の働きでさらに浄化されます。
しかし、井戸に入っちゃうんじゃないか、
と思われるかも知れませんが、我が家は尾根の上に建っていて、一方の沢に井戸が、もう一方の沢に浄化槽がありますので、直接排水が井戸に入ってくることはありません。
こちらもおすすめ>>冬の電気代が高騰!高冷地の水道事情と外水道のシンクのDIY
コメント
とても参考になりました!
さっそくまねしています(^-^)
ありがとうございます!
ところで、雪が降った冬も同様に12時間間欠でも問題ないでしょうか。
るりさん
一年中このサイクルで回しっぱなしです(笑)
当方では最低気温がマイナス15℃まで下がりますが、毎年の定期点検等で結果が悪かったことはありません。
hayasaruさん、ご返信ありがとうございます!
心強いです
とても助かる情報ありがとうございました♡