久しぶりの伐採作業。
クレーンを使った特殊伐採です。
オペレーターのIさんが、
伐採もうやってないの~?
というくらい久しぶりで(2か月ぶり?)なかなかハードな伐採となりました。
吊るした伐採木がそのまま下ろせない!
現場の別荘に引き込んである、電線、電話線、有線放送のコードが邪魔でクレーンがはいれなかったので、事前に専門家に外してもらってありました。
しかし、それぞれの電線の本線がすぐ近くを通っていて、いつものように吊るした伐採木をそのまま倒すことができません。
まずはクレーンのフックに吊られて木に玉掛けします。
下の方に、紅葉した
ツタウルシ
が見えますね。さわると、かぶれますが、わたしには逃げ場がありません。
あいつに、何度泣かされたことか(つд⊂)エーン
玉掛けした木を伐ります。
♪あのちーへいーせーんー♬
伐った木が安全な場所に行くまで、私は見守ることしかできません。
上から、色々落ちてきますから。
天空の城ラピュタの歌
君をのせて
を歌いながら、じっとしています(笑)
電線の下をくぐらせて下ろします
伐った木が地面につきました。
Gさんが、元玉付近にワイヤーを玉掛けして、バックホウにつけて引っ張るんです。
バックホウで引っ張りながら、クレーンを下げていき、息を合わせて下ろすんです。
奥に、電柱が見えますが、その上には電線があるので、電線の下をくぐらせているんです。
手間がかかるな~
やっと伐った木が下ろせました。
下ろす場所がここしかありませんので、これを
枝払い・玉切り・片付け
までしないと、次の木を伐ることができません。
玉掛けをはずすGさん。
アカマツはこのように、樹皮がむけることが多いです。
吊るし切り、1日20本くらいが適量かな
今回の現場は、30本の伐採。
クレーンで伐採する適量は、1日20本くらいが適量かと思います。
特に今回のように、条件が悪いと、作業は遅れがちになります。
クレーンは1日しか頼んでいなかったので、午後3時にはあきらめて、私が木の上に登ったまま、頭の方のみを伐ることにしました。
とくに、クレーンから一番遠い位置にある、このアカマツの一角。
クレーンでは吊れない重量でしたので、頭のみを伐って、後日チルホールで倒すことにしました。
みんな、となりの建物の方に傾いているんです。
頭と枝を切っておけば、チルホールで倒すにも、コントロールしやすいんです。
とはいえ、午後3時から4時30分まで、ずっと空中での作業。
生きて地上に舞い戻った時(笑)、宇宙飛行士のように
自力で歩くことが困難なほど
消耗していたんです。
次の日のチルホール伐採。
直径70㎝のアカマツ。
昨日、頭を伐ってありますが、かなり重そうなのでチルホール2台で引っ張ります。
あちらの建物の方に傾いているんです。
ようやく、困難な伐採も終わりに近づいてきました。
ロガーテープで測りながら玉切りをするGさん。
ここにしか木を倒せないので、だんだんと足場が悪くなってきます。
最後まで、気を抜かないよう、がんばりましょう。
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