梅雨明けとともに始まった、伐採作業。
先日は、アブの攻撃に参ってしまいましたが、気温が上がると、チェンソーも調子が悪くなってきます。
追い口を伐っている途中に、チェンソーが止まってしまいました。
そして、なかなかエンジンがかからなくなるんです。
参考記事>>虫よけのハッカと刺された後のオトギリソウ
真夏の伐採、ここがイヤ
伐採の相棒、スチールMS261CMは、電子制御の最新機種なんですが、
真夏の暑さ
には、やはり不調になってしまうんです。
そのほかに、夏の伐採作業のイヤな点としては
- 暑い!
とはいえ、ここは標高1600メートルの蓼科高原。気温は30度を超えませんが・・ - 虫が多い。とくに、今はアブ。ハチはまだまだ平気です。
- 木に水分が多く、重いし、皮がすぐにむけてしまう。
- 葉っぱが多く、片付けが大変。
特に、水分が多いのは、伐採木を薪にしたり、建材にする際にも、短所になってしまいます。
本来、材木をとるために伐採するには、冬に伐採するんです。
逆に、冬の伐採でイヤな点は
- 寒い!
- チェンソーは快調ですが、冬用のチェンオイルでも硬くなり、なかなか補給ができない。
- チルホール、シャックルなどが凍ることがある。
- 夕方、すぐに暗くなる。
- とにかく、寒い。
といったところでしょうか?
自然相手の仕事ですので、どちらも仕方ないんですけどねー。
薪にするにも、よく乾かさないとね
1週間前に倒してあった、コナラ。
葉っぱがチリチリになっています。
葉っぱをつけたまま、木を乾燥させる技術、
葉枯らし
になっているようにも見えますが、中は全然かわいていません。
樹皮が、すぐにむけてしまうんです。
薪にしても一緒で、皮がすぐにはがれてしまいます。
皮が無いので、薪の乾燥は早くに進みそうですが、大量の皮が残ってしまいますね。
乾燥させれば、比重などの、薪としての品質にはかわりはないんですが、
今年の冬には、燃やせなさそうです(笑)
チェンソーの不調にはどうするのか?
スチールの販売店に、MS261CMの夏の不調について問い合わせたことがあります。
対策として、
- なるべく、エンジンを止めない。
でも、燃料を食うし、補給もしなければならない! - 直射日光にさらさない。
でも、木を伐っていくと、日陰がなくなっていく。 - 燃料を、日陰においておく。
- フルスロットルの後、すぐにとめない。クールダウンが必要。っていうか、止めるなって。
- こまめに、チェンソーの掃除をする。
でも、現場ではなかなか、ね。
こういった注意をしていても、なかなか、エンジンがかからなくなることがあります。
そんなときは、あきらめて、ほかの作業をすることにしています。
今回の伐採現場は、別荘を新築する前の伐採で、白樺のみを残して、ほかの樹木は全伐採。
バリバリと伐っていきたいんですが、人間も機械も、
休みやすみ
の作業になって、せっかちな私にとっては、もどかしい伐採となりました。
真冬の伐採はこちら>>クリの木を伐採・ジープのウインチで集材して薪にする
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