10月の最初の日曜日。
美濃戸高原に住むSさんに、予約分の薪を配達。
道中、不審な車が山沿いの道にたくさんとまっていました。
キノコ狩りたちの車です。
別荘地では警察沙汰にも・・
うちから美濃戸高原に行くには、
三井の森やチェルトの森
などの別荘地を通過していきます。
それぞれの別荘地には、シーズンになると
キノコ狩り(山菜もです)禁止
の看板が設置されます。
毎年、別荘のオーナーが
不審な人物
が、敷地内に侵入してきたと、警察に通報、トラブルが多発しています。
不審な人物、ほとんどが
キノコ採り
なんですね。
信州の人のキノコ好きは有名で、とくに
ジコボウ(ハナイグチ)
には目がないんです。
参考記事>>今年はジコボウ【ハナイグチ】の当たり年かも♪
複雑な事情【財産区】
別荘地でキノコ採りをする人にも、言い訳があるんです。
八ヶ岳周辺の広大な山林には、私有地は少なく、
財産区
の所有する土地が多いんです。
広大な面積を財産区が所有していたことから、別荘地として開発しやすく、大手デベロッパーが次々と参入してきたのです。
そして、その土地は別荘オーナーが
買う
のではなく、
借地権
として、借りているところが多いわけです。
そして、貸した土地と、財産区の所有する土地(とくに用水路沿いなど)が複雑に入り組み、
土地を貸している財産区民
が、自分の山に入るように、キノコを探して、別荘の敷地にまで入り込んでしまうんです。
トラブルになるのは、別荘オーナーがそれを注意、財産区民は大家さんですから、
おらが山でキノコを採って、何が悪い!
と、開き直って(もちろんこちらが悪い)しまうことから、大事になってしまうようです。
財産区には、このように看板が設置されていることが多く、その
所有権
を確認するために、毎年役員が、
塚改め(つかあらため)
などを行い、なわばりを主張しています。
所有する区民は、この財産区の山の中で、肥料のための芝刈り、馬のエサ、薪になる木、そしてもちろん
山菜やキノコ
をとって、生活の糧と(現代ではほとんど使ってませんが)しているわけです。
最近はきのこも売れるからね
茅野市には、農産物の直売所がいくつかあって、シーズンには観光客で大変にぎわっています。
直売所のなかには、キノコや山菜などを地元の住民から買い取って転売しているところも結構あるんです。
きのこには毒のやつもありますから、専門家が鑑定して販売しているんですが、それを
どこでとったのか?
まで、いちいち気にしてはいませんね。商売ですから。たぶん。
破壊の天使、ドクツルタケ。我が家の裏に生えていました。1本で、確実に死が訪れる猛毒きのこです。
こんなのが、直売所に並ぶことはないんですが、
直径20㎝はありそうなコウタケ。これはめずらしい。
非常にマニアック、マツタケが生えるような山に生えるキノコです。
ヌメリスギタケもどき、柳に生えるのでヤナギタケ。
けっこう、珍しいきのこも並んでいたりします。
参考記事>>農業で副業?家庭菜園が収入になる、無人販売所の紹介
我が家のきのこ園にもふとどき物が
わたしも、キノコ採りは嫌いではないんですが、栽培している
きのこの販売
が、シーズンには意外と忙しく、
とりに行っている時間が無い(笑)
んです。
そんな、栽培しているきのこ、始めの頃は、けっこう
人に取られて(笑)
いたんですよ。
立ち入り禁止の看板をつけたら、栽培していることが
きのこハンター
にも認識されたようで、最近は被害はないんですが、
どう見たって、栽培してるでしょうよ!
こちらもおすすめ>>キノコの無人販売 それって儲かるの?【収支報告】
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