「そんな山ン中に住んで寂しくないの?」と聞かれることがあります。
「イヤ、全然」と心の中で思うんです。
ただ、ご近所がいないのは、防犯上少し不安が残りますね。付近の別荘地には、大手警備会社の車が巡回しています。
ウチの防犯対策は、ズバリ”番犬”なんです。
吠えまくったビーグル犬”リリー”
山に引っ越してきたときに連れてきた犬は、ビーグル犬の”エポ”というオスの犬でした。とても頭のいい犬で、やたらと吠えることはありませんでした。
その後、ビーグル犬とコーギー犬のミックス、”トキ”をもらってきたのです。この2匹をドッグランを作って飼っていたんですが、ある日そこを脱走をして、2匹とも車にひかれて死んでしまったのです。
とても悲しかったのでしばらく犬を飼う気にはなりませんでした。
1年くらいたったころ、狩猟をしている妻の兄が、「ビーグル犬が生まれたので飼わないか?」と言ってきました。
しばらく悩んだんですが、犬を飼うスペースがそのまま残っていたので飼うことにしました。
このメスのビーグル犬「リリー」がめちゃくちゃ吠える。
知らない人が来ると帰るまで吠えてるんです。シカやキツネが来ても大騒ぎ。うるさかったけど番犬としては合格ですね。
黒ラブの”ジーニー”
義兄がまた電話をしてきて、「もう1匹犬を飼え。ラブラドールだ。」と半ば強制的に言ってきたのです。私は忙しかったので妻に見に行ってもらいました。
帰宅するともう家の中にカワイイやつが。
家の中でかうの?
しかしそれは無理でしたね。コイツはいろいろ壊しまくりました。最後は炊飯器を壊し、あえなくテラスへと出されてしまいました。
このオスの黒ラブは、フィールドトライアル系ラブで、少しスリムです。運動能力はかなり高いのです。つなぎっぱなしで飼うのはかわいそうなので、ワイヤーを使ってドッグランを作ることにました。
ビーグルのリリーも同じようにして飼っていました。
ワイヤー式ドッグランを作る
必要なもの
- ワイヤー 大型犬でも太さは8ミリもあれば十分。
- 滑車 スリーエイチのベアリング入り滑車SY50をワイヤー径より選定。
- ワイヤークリップ ワイヤーを輪っかにする金具。最低4つ必要。
- ワイヤーを張るアンカー これが一番の問題で、私はテラス上の梁材と立ち木を利用。
杭を建てて、ワイヤーとターンバックルで控えを取ると広場にも作れるかもしれません。その場合はワイヤーとワイヤークリップがもっと必要。
線路の枕木を立てて、モルタルで固めれば、きっと素敵なドッグランになるとおもうんです。 - M10×80mmボルトナット 滑車SY50のシャックルのピンがワンタッチ式で、一度外れて逃げられたので、ボルトナット(しかもダブルナット)に交換したほうがいいです。
- ねじロック剤 ロックタイト243 ダブルナットにさらにねじロック材を塗ります。ダブルナットはお互いをしめあって、ゆるみを防止する一般的な方法です。
- リード ペティオワイヤーチェーンプラス 187cm。くさりで長さ調整。この辺のネジ類にもネジロック剤を塗っておきます。
普段、室内で飼っている犬はもう少し簡単なシステムでいいと思います。ワイヤーでなくてもロープでもいいかもしれません。そうすれば作業はもっと簡単でしょう。
ジーニーは一年中ここを走り回っています。
たまに滑車にオイルをさしたり、点検が必要です。
ウチは人が来ると、ジーニーがうれしくて大騒ぎ。行ったり来たり走り回って、番犬の仕事を一生懸命してくれるのです。
係留用の枕木。穴を掘ってコンクリートで立ててあります。ドッグランのアンカーにもなると思います。
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