軽トラックは、荷物を積むのに便利ですが、軽くてかさばるものはたくさん積めません。
枝とか、草刈りした草とか、雪とか。
荷台に、型枠に使うコンパネを立てると、たくさん積めます。
今回は、ホンダアクティHA4に、コンパネを付けて枝を運び、
ロープを使って一瞬で全部おろす方法を紹介します。
アルミチャンネルで固定
厚さ2ミリ、外側寸法20ミリ角、長さ300ミリの
アルミC型チャンネルを4本購入。1つ300円でした。
ドリルでドライバーが入るための穴と、ドリルネジの下穴をあけて、ドリルネジで固定。
こちらはリア側。長さはそのままでオッケーでした。
フロント側はここに固定。これも長さはそのまま。
コンパネを差し込めば完成。サイズ的に、コンパネ側にも一切の加工はしていません。軽トラの種類によっては、加工が必要かもしれません。
コンパネはただ差し込んでいるだけなので、
高速道路不可(笑)
です。
この黄色いコンパネは、化粧合板といいまして、この型枠でコンクリートの構造物を作れば、表面のキレイなものができるんです。
なので、こちらの方がすこし高価です。
枝を積む前に、ロープを張っておきます
荷台に枝を積む前に、ロープを張っておきます。
枝なら、1本のロープで充分ですが、草なんかの場合は2本張った方がいいです。
枝を積んでいる間に、ロープがたぐられないように、輪っかをフックにかけておくといいです。
ロープに輪っかを作る方法は
参考記事>>ロープを輪っかに編んで 安全帯のランヤードをDIYする 使用は自己責任でお願いします
ひっかけたロープは、そのまま荷締めに
走っている最中に、枝が落ちないように荷物を縛っておきます。この結び方を、
南京結び(万力結び)と言って、何かを運びたい人はぜひマスターしましょう。
こちらの動画が分かりやすいです。
参考記事>>ひもの結び方~トラックロープ~/How to/DCMチャネル【簡単】
枝をおろす現場に到着
荷下ろし現場に到着。
ダンプなら、ロープをほどいてこのままダンプすればよいですが、
ダンプでない場合は、少し手間がかかります。
一番最初に荷台のフックにかけてあった、ロープの輪っかにカラビナをかけ、荷締めに使っていた方の長いロープにかけます。
けっこうな荷重がかかりますので、ちゃんとしたカラビナ、もしくはシャックルを使います。
荷締めに使っていた方のロープを重たいものに縛ります。
今回はこの丸太に縛りました。
荷台の後ろ側のふたを開けておきます。
見事、すべりおちました
あとは、前進あるのみ。
ロープがピーンと張って、枝が滑り落ちました。
草の場合は、そーっと発車したほうがキレイに落ちてくれます。
雪を積むときは、ロープはなんの役にも立ちません。雪の場合は、勢いよくバックして、急ブレーキを踏むと、落ちることもありますが、落ちきれないことの方が多いです。
いずれの場合も、ロープが切れたり、ロープのみが滑っていったり、落ちないこともまれにありますので、そんな時は、
あきらめて、手でおろしましょう(笑)
横にも簡単に下ろせます
軽トラックの横におろすのも簡単です。
同じようにロープを張っておき、下のロープをどこかに固定。
上のロープを引っ張ります。
ロープを引っ張ると、今度は転がるように落ちてきました。
このまま引っ張っていくと、ある程度までは転がすこともできます。
昔は、丸太も滑り落したそうです
近所の林業の長老たちに聞くと、大型トラックの名車、
10輪駆動のいすゞ自動車のロッキー
に、チャンネルを付けて、丸太を山のように積んで、おろすときには同じ方法でおろしていたそうです。
下りきらないと、荷台のお尻の方に丸太が残ってしまい、
大型トラックがウイリー
した武勇伝を、少なくとも10回は聞いたことがあります。
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