ハナイグチというきのこがあります。
信州では、ジコボウ、リコボウなどと呼ばれ、一番人気の食用キノコです。
信州に大量に植林されている、カラマツの林に発生するキノコで、ここ何年も不作が続いていたんです。
雨とカミナリが多い年はキノコが豊作?
今年は、雨が多い年ですね。
雷も多いです。
伐採する現場にも、落ちました。
参考記事>>カミナリの落ちたカラマツは【避雷針】として残しておくことにしました
この事件の後、休憩中の目の前の電柱に雷が落ちて、オシッコちびりながらひっくり返った事件もありました。
積んである自家用の薪も、なかなか乾かないまま、季節はもう薪ストーブが恋しい気温になってしまいました。
きのこの発生には、雨ももちろん必要なんですが、雷が落ちた山には、たくさん発生するんだと、地元の古老に聞いたことがあります。
そんななか、ふと、自宅のウラ山ともいえる山林で、
ジコボウ【ハナイグチ】
が目に入ってきたんです。
歩けば売るほど取れそうでしたが30分で収穫終了
ジコボウは、裏のカラマツ林に群生していて、30分歩いただけでこれだけ採れました。
発生からそんなに日がたっていない、最高級品ばかりです。
開ききると、虫がはいったりして、価値が下がるんです。
もっと歩けば、売るほど取れそうでしたが、まだ
きのこの無人販売の準備
ができていませんので、これで勘弁してあげることにします(笑)。
ジコボウは、なめこのようにヌメリが強く、ゴミが付きやすいので、できるだけ石づきのところをキレイにしてから収穫しないと、収穫した全体が汚れてしまいます。
といっても、ついているのは森の腐葉土とカラマツの落ち葉ですので、そんなに神経質にならなくてもいいです。
調理する前に、石づきの部分だけは、包丁でそぎ落としておきます。
ゆでてからもう一度洗うとキレイになります
石づきをきれいにして、さっと洗ったジコボウは、一度茹でます。
ゆでると、そのほかのごみも簡単に取れるようになるんです。
時間は沸騰してから1分くらいでいいでしょう。こうすると、
どぎつい森の味
が少しマイルドにもなります。
濃いーのが好きな人は、最初からきれいに洗って、直接調理するといいでしょう。
ゆでてから洗ったジコボウ。
メッチャキレイになりました。
この段階で、クタクタ、デロデロになったやつは、食感もよくないのではねておきます。
今回は1つもそういったものが無かったです。
この状態まで処理しておけば、冷蔵庫で2日から3日は保存できます。
大量に取れた場合、この段階で同量の食塩で漬けておけば、半年から一年は保存できますが、私は旬の味が好きなので保存はしません。
今日は三杯酢と汁の具にしました
とってきたジコボウは、妻が汁の具と、三杯酢につけて調理してくれました。
栗ご飯と煮魚、秋の味覚の豪華な食卓となりました。
ん~、メッチャしあわせ~♬
山に住んでてよかった~、とおもえた一日となりました。
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