八ヶ岳山麓の土地を買うのに、すべての貯金を使い果たしてしまいましたので、家を建てるのには
頭金なしのフルローンを組む必要がありました。
家自体は付き合いのあった設計士に設計をお願いして、建設業者に見積りを作ってもらいました。
予算は2000万円だったんですが少しオーバーしてしまいました。
設計士から、建築確認をとるために井戸の水質検査の報告書を出すように言われました。
まずは井戸の水質検査
井戸を掘ってすぐに「共立理化学研究所 パックテスト」という簡易テストを行ってありました。これはPH、COD、硬度、鉄、亜硝酸の5項目が測定できるもので、簡単な目安にはなります。
我が家の上流に位置する「御射鹿池」のPHは4.5と、強酸性なので、農業や飲料水には使えません(そのために、中和させ、水温を上げるために作ったのが御射鹿池なんです)。
なので心配でしたが、PHは6.5の中性で、そのほかの結果も飲料水としては問題はありませんでした。
しかしこの共立パックテストは公的な書類ではないので、今度は(社)長野県労働基準協会連合会 諏訪測定所という所にこの水を持ち込み、検査してもらいました。費用は14000円でした。
結果はパックテストと大差なかったのですが、細菌類が少し出てしまいました。上水の基準が1ミリリットル当たり100個以下、我が家の井戸水の結果は1ミリリットル当たり5個。塩素で殺菌していないので少しは出るのでしょう。気にしないことにしました。
この「環境計量証明書」や、数々の書類を言われるままに準備して、ようやく家の工事が始まったのです。
薪ストーブの導入
見積りの段階で予算的に薪ストーブは厳しいと言わたので、非常にショックでありました。
そこで私は井戸を掘った経験から、家の基礎の床掘、砕石転圧などを自分でやるので、何とか薪ストーブを入れてほしいと頼んでみました。
結果的に、ダッチウエストの”コンコード”というストーブが導入われることとなりました。
ほんとはストーブハウスでみたバーモントキャスティングスのストーブが欲しかったのですが、よくよく調べてみると”コンコード”はバーモントキャスティングスのOEMで、”マディスン”と同じ機種でした。
”コンコード”は駒ケ根のDLDという薪ストーブ屋さんが設置してくれました。ウオーミングシェルフ、薪運びのバッグ、灰取りバケツ、アイアンツールセットをサービスしてくれました。
ありがとう。
こうして年が明けた1月に家が完成し、引き渡され、私は幸せな気持ちで薪ストーブに火を入れたのです。薪ならがんばればいくらでも作れそうです。
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