丸太で杭を作るとき、三角錐をきることができれば、カッコイイ杭?をつくることができます。
4回切りでもできるのですが、3回切りができると、差を付けられます。
必要か?
4回切りで四角錐は簡単なんです
普通の人は、このように左右をVの字に切ってから90度回転させて、またVの字に切るんです。
全部で4回切ることになりますね。
私はこれを、
4回切り普通の杭
と呼んで、さげすんでいます。
3回切り高等3角錐の杭の作り方
まずは、サインペンで、丸太の真ん中に
正三角形
を書きます。フリーハンドで大丈夫です。
つぎに、三角錐の部分の長さを決めて、サインペンで丸太に1周のしるしをします。
これが長い方が、杭としては刺さりやすく使いやすいです。
今回は20センチにしてみます。
中心に描いた、正三角形の1辺と、錐の長さの円周の線まで切れるようにまっすぐ切っていきます。
丸太を回して、上から下に切ると切りやすいです。
2回目も一緒です。
このとき、チェンソーの右側の残る部分に注目。
正三角形に近い状態、60度になっています。
3回目の途中の状態。
切るときは、初心者はは木口の方向から切った方がやりやすいです。
うまくいくと、このような正三角錐ができます。
120度ずつ広がった角度がなんとも美しいです。
今回の材料は、カラマツ。杭にするので細い部分を使っています。
チェンソーは、スチールMS261。
慣れてくれば、いちいちマジックで書かなくてもできるようになりますので、一つの杭を作るのに、1分とかかりません。
4回切り普通杭よりも、1回切るのが少ないので、10秒は早くできます。
さらに、慣れてくれば、丸太をいちいち回さなくてもできるようになるので30秒くらいで出来てしまうかもしれません。
もう一度問いたい。必要なのか?
御柱祭の冠おとしに必要なんです
7年に一度の諏訪大社のお祭り、
御柱祭は、毎回死人が出たりして有名ですが、これを建てる前に、
冠おとし
といって、モミの木の先端を正三角錐に切り落とすんです。
諏訪大社上社のお祭りでは、専門の
よき方(ヨキとは、斧のことです)
が、斧やチョウナで時間をかけて冠おとしをしています。1時間以上かかります(ちなみに伐採も斧とのこぎりのみで行っています)。
このお祭りは、ゴールデンウィークで一応終わるんですが、諏訪地区ではこの後、地区の神社から道脇のほこら、更には保育園や小学校に至るまですべてにおいて、一年中御柱祭を行っているのです。
もう疲れたよ。
などとは言ってられず、常に真剣そのもの。この年には、結婚式なんてもってのほか、毎週どこかしらでお祭りなんです。
そんなときの
冠おとし
は、めんどくさいので時間がないので、チェンソーで切ることになります。
みんなが見守る中、失敗は許されず、この役を任された人はひそかに山の中で、大量の杭づくりにいそしんでいるわけです。
私は違いますよ。仕事です。
シイタケの原木の本伏せにも
シイタケの原木を伏せるときに、杭を打って、丸太を渡します。
2本をクロスして打って、もう一方にも打って、細い丸太を渡します。
これに原木を立てかけます。
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