太すぎて、なかなか手をつけられなかったコナラの原木を、全部薪にしました。
5月に伐採したこのコナラ、水分が多かった時期に伐採したせいか、めちゃくちゃ重たかったです。
割ってみると、ウイスキーのような(飲めませんが・・)芳香が漂い、酒好きならこの時点で薪割りをやめて、飲みたくなってしまいそうな雰囲気でした。
水分の多いコナラ、重すぎます・・
5月に伐採したコナラ。
参考記事>>樹齢65年の大きなコナラを【追いヅル伐り】で伐倒
伐採作業は、薪にするにも、材木として利用するにも、水分の少ない冬の時期がいいのは言うまでもありません。
でも、じゃまな木を伐採してほしいお客さんには、そんなことは関係のないことです。
いつ伐採した木でも、私は薪にします。
以前、冬に伐採したミズナラを、水槽に入れて
水中乾燥
させようとしたところ、その玉切りは水に沈んでしまいました。
参考記事>>ミズナラの丸太で【臼をつくる・その2】なんとか形になりました
比重が水と同じか、それ以上だったんでしょう。
今回のコナラは5月下旬に伐採しましたので、もっと重いはずです。
ナラの木が不足しているようです
先日、岩手県の業者から、
ナラの原木ありませんか?
と、問い合わせがありました。
その業者は、ナラ炭を作っている方で、炭にする原木がなかなか手に入らないとのことでした。
残念ながら、わたしは薪を作っているだけ(笑)の薪屋さんですので、原木の取り扱いはしていないので断ったんです。
薪としての需要もさることながら、
ナラ枯れ
の被害が広がっていて、ナラの原木が少なくなってきているのです。
ナラだけが薪じゃないよ
カシワの木は、
比重が0.85
もあって、薪としてはナラよりも優れています。
また、ニセアカシア(比重0.77)も、ナラ(比重0.67)より重たいです。
私が販売している薪は、これらも混ざっていますが、これより軽い広葉樹も混ざっていて、
雑木の薪
として販売しています。
ナラだけ生えている山はありません。
これに納得してもらっているお客さんにだけ、販売しています。
少なくなっているナラだけをありがたがって、そのほかの雑木を無駄にするのも、そろそろやめにしませんか?
私は、いよいよ広葉樹がなくなった場合には、信州の山には大量に生えている
カラマツ
も、燃やすつもりです。
それでもナラを6割以上確保しています・・
この太いコナラ、いい時期にていねいに伐採して、一枚板などに加工すれば、1枚100万円で売れたかもしれません。
太いところは70㎝以上ありました。
でも、水揚げ期に伐って、もう薪にしてしまいました。
出来高は、軽トラック5台分くらいでしょうか。
全部売れても10万円です。
令和5年の薪として、そのほかの雑木と混合して販売する予定です。
薪にしたタイミングもありますが、ナラが多く入っていることもあるし、そうでない時もあります。
それでも、軽トラック1台にナラが6割以上は入っているように、この先も頑張って薪を作って行くつもりですので、よろしくお願いします。
コメント
お世話になっております。
茅野市北山の津幡と申します。
春ごろに今年の冬の薪購入をお尋ねしておりました。
今は実家の大阪におりますが、9月は24日以降長野に滞在の予定です。
ですので、25日以降いつでも結構です。
配達の日時はお任せいたします。
とりあえずトラック一杯分いただきたいのですが、よろしいですか?
玉切りを数本入れていただけると助かります。
よろしくお願い致します。
津幡様ありがとうございます。
メールで返信いたしますので、よろしくお願いします。