今回の伐採現場は、アカマツ、アカシア、コナラの混成林。
雑木が多い現場は、ワクワクしますね。
でも、みんな傾いていて、伐採は大変そうです。
アカシアもしくはニセアカシア、日本名はハリエンジュ
みんな、アカシアの薪っていうけれど、日本名は
ハリエンジュ
です。ニセアカシアとも呼ばれます。
高級なはちみつで、アカシアのはちみつがありますが、これもハリエンジュの花の蜜ですね。
春、藤の花のような咲き方で、真っ白い花穂をたくさんぶらさげ、周辺にはあまーい香りが。
この花も、てんぷらなんかで、食べられます。こんな大木になりますが、
マメ科
の植物で、伐採していると、豆の香りがします。
薪としての性質は最高で、
比重0.77
と、私が販売している薪の中では、ダントツに、重たいんです。重たいということは、火力があるってことなんですねー。
参考記事>>いろいろな雑木薪【1】販売用薪の種類
チルホール2台を駆使して、ようやく倒しました
写真の電柱に寄りかかっていたニセアカシア。
電柱から、根っこの距離は、7メートルありました。
これを、電柱の反対側に倒すには、7メートル以上ニセアカシアを起こさなければなりません。
こういった極端な起こし切りの場合、木を起こしている途中で、多めに残してあるツルでも、ちぎれてしまいます。
そうすると、木は真横に倒れることもあるんです。
これをコントロールするため、チルホール2台をV字型に張り、2台の息をあわせて引っ張っていくんです。
ベテランチルホーラーのGさんと、息をあわせていくんですが、Gさんはもう、65歳。3人の孫がいる、おGさんです。
どうしても、息が切れてしまい、そのたびに、休憩。
休憩なんかしていると、ニセアカシアが真横に倒れてしまうんじゃないかと、私は
キリキリと胃が痛くなってきます。
もっと頑張れよ、おGさん!
参考記事>>傾いたクリの木を伐採【上級編】ゼノアG5001Pで切る
長いニセアカシア、かなりの原木になりました
今回のニセアカシアは、長さが25メートル前後で長く、しかも、まっすぐに育っていて、薪には最高です。
もちろん、すべて運搬しました♪
4トンダンプ1台に、おおよそ6トンは積んでありますので(ウソです)、全部で30トンくらい。
もう原木を置く場所がありませんて。
今回運搬した原木は、
- ニセアカシア・・80%
- コナラ・・・・・15%
- ミズキ・・・・・3%
- サクラ・・・・・2%
といったところでしょうか。
令和3年度の薪は、ニセアカシアが大半になります
本年度の販売用の薪は、80%以上がナラだったんですが、来年度はこのニセアカシアの薪がメインになりますね。
もっとも、これ以前にも原木は仕入れていますので、
- ミズナラ・コナラ・・30%
- ニセアカシア・・・・60%
- その他・・・・・・・10%
くらいになりそうです。
本年度のナラ多めの薪も、まだ在庫があります。
クリスマスやお正月、薪ストーブを盛大に燃やしたい人はこちらまでヨロシク。
こちらもおすすめ>>立ち枯れしたアカシアの原木、硬すぎでしょ
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