キノコの無人販売 それって儲かるの?【収支報告】

山のきのこ屋さん 田舎暮らし
きのこの山パクリ
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うちの前の県道を、御射鹿池に向かう車がひっきりなしに通っていきます。

でも、ごめんなさい。

いま、御射鹿池は、下流の水力発電所建設工事(再生エネルギー政策の一環)のため、水がとめてあって、落ち葉がたまっていて、あんまりきれいじゃないんです。

今年も観光客の皆さん、ありがとうございました

きのこの無人販売
きのこの無人販売

いつのころからだったのか、あんまり覚えていないんですが、茅野市の

御射鹿池

に、たくさんの観光客が押し寄せてくるようになりました。

このブログでも、かなりの記事を書いた記憶があります。

でも、御射鹿池に向かう道中は、お店も何にもなく、私が観光に来たら、

面白くない街道だなー

と、思ってしまうでしょう。

何年か前、御射鹿池を管理しているわが集落で、

農産物直売所

を作ろうよ、といった動きがあったんですが、集落の回覧で参加を募ったところ、私と、もう一軒の参加者のみが手を挙げただけだったそうです。

ほとんどの家庭が農家で、農協に出荷する以外にも、食べきれないほど野菜をつくっているというのに(これが田舎なんです)!

私は、その前の年から、栽培きのこの無人販売を始めていて、お店に出せばほとんど売り切れてしまうという手ごたえを感じていましたので、

一人でもヤル!

と意気込んで、5年くらい販売を続けています。販売は、おもに、人通りのおおい日曜日に販売できるよう、散水したりしています。

もうキノコは出てきません

シイタケの収穫
シイタケの収穫

きのこは毎年原木を作っています。

まず、春にシイタケが出てきます。春は販売はしてません。自分で食べたり人にあげたりしています。

夏が終わるころ、クリタケとシイタケが出てきます。このころから、無人販売を開始します。

クリタケの発生
10/11クリタケ

この後、なめこが出始めます。

なめこの発生
なめこの発生

なめこは、ぬるぬるしていますので、収穫が大変です。妻と二人、これを私たちは

なめこ地獄

を呼んで、楽しんでいます。

なめこ地獄
なめこ地獄

10月を回ると、ヒラタケが出てきます。

八ケ岳に何度か雪が降り、霜が落ちてくると、キノコは活動を休止、もう出てきません。

きのこの無人販売
10/18ヒラタケ

いよいよ、収支報告をしたいと思います

きのこで稼いだよ
きのこで稼いだよ

けさ、キノコの

ホダ場

をのぞいてみると、出かけたなめこがフリーズドライになっていて、もうこれ以上の発生が期待できませんでしたので、ここで、閉店です。

邱永漢(きゅうえいかん)

という作家がいます。

お金の神様、と呼ばれた方で、残念ながらすでに故人なんですが、縁あって、私が勝手にメンターとさせていただいている方です。

神様ですので、その資産は我々の想像の範囲をはるかに超えているんですが、その邱永漢さんは、1円玉が落ちていたら、必ず拾うそうです。

1円が、欲しいわけではありません。

お金を粗末にしない、という心掛けが大切なんだと、メンターは説きます。

ですので、私は、このブログに、

グーグルアドセンス

という広告を張っています。まいにち、この広告が、1円を稼いでくれています(すくな!)。

はなしがそれてしまいました。

それでは、収支を発表します。ちなみにキノコは、基本1パック200円で販売しています。

収入の部

  • 9/20・・シイタケ9個完売・・1800円
  • 9/27・・シイタケ14個・・・2800円
    この日のシイタケは、大きくなりすぎてしまい、半分が売れ残って、妻が私を責めるんです。
  • 10/11・・クリタケ4個
        シイタケ6個・・・2000円
  • 10/18・・なめこ2個
         シイタケ19個
         ヒラタケ4個・・4900円
  • 10/25・・なめこ16個
         ヒラタケ2個
         クリタケ2個・・4000円
  • 11/1・・なめこ10個
         紫シメジ(天然)4個・・2800円
  • 11/8・・なめこ8個・・1600円

合計・・18,300円

支出の部

  • きのこの種ゴマ・・シイタケ1000個
             なめこ 500個
             ヒラタケ500個・・・合計5784円

利益・・18300円-5784円=12516円

となりました。

今年は、天然のキノコも少なかったようで、我が家の栽培きのこも、あんまり発生しませんでした。

この、12516円を稼ぐためには、このほかに、

  • きのこの原木づくり、私の作業代のみ・・約2日
  • 発生促進の散水作業・・毎日15分と井戸の電気代
  • 収穫から販売までの作業・・妻と二人、毎週日曜日の朝、約1時間
  • イチゴパック・ビニール袋などの消耗品代

が、かかっています。

商売としては、ぜんぜん採算があいませんが、このほかの利益として、

  • 自分たちで、とれたてきのこを食べられる。
  • 埼玉の実家の母、兄に送ってあげる。
  • 薪を買ってくれる人に、タイミングがあえばお土産に持っていける。
  • そのほか、お世話になった人へのおみやげ。

など、

プライスレス

なよろこびの方が、私にとっては大きいんです。

このほかに、今年は番外編として、

キャンプ用の薪
キャンプ用の薪

キャンプ用の薪の販売にも、拾ってきたこのリアカーが貢献してくれたんです。

参考記事>>キャンプ用の薪を無人販売で売ったよ

また今年も、キノコの原木の伐採シーズンがやってきました。来年は、採算がとれるように祈って、原木を確保したいと思っているんです。

こちらもおすすめ>>薪の原木を利用してキノコの栽培を始める 雑木の有効利用【その0】

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