自宅の山林を切り開いたときに、直径10㎝くらいのミズナラが結構ありました。薪用に玉切りして割るのも手間がかかったし、山に住み始めてからキノコの栽培にも興味があったので、ホームセンターでシイタケの種ゴマを買って打ち込んでみました。
そのシイタケの原木を山の中に2年ほど放置しておきました。
すると、忘れたころのある秋、シイタケがなっているではありませんか!
これがうれしくって、薪用の原木の中で細くてあまり薪には向かない節のある奴なんかをキノコの原木にしています。
キノコの原木にする木は?
キノコ栽培の本などを見ると、このあたりに生えている木の中で手に入りやすく、栽培に向いている木は、
- コナラ、ミズナラ・・・シイタケ、なめこ、くりたけ
- サクラ・・・なめこ、ひらたけ
- けやき・・・なめこ
- クリ・・・シイタケ、くりたけ
などですかね。
実際にやってみた感じでは、
- シイタケ・・・コナラ
- なめこ、ひらたけ・・・サクラ
- くりたけ・・・クリ
がたくさん出る気がします。なので、この木がある場合のみキノコの原木を作ってます。
また、原木の伐採時期も重要で、あきらかに夏に伐採した原木はあまりよくないのでキノコ栽培には使いません。
秋か冬の伐採のものを使っています。薪にするのにもこの時期がいいのですが… こればっかりは選べませんね。
さあ、レッツ植菌まずは穴あけ
まずは原木に穴を開けます。電動ドリル、インパクトドライバーなんかで開けるのですが、ドリルの刃は
シイタケビット
なるものが売っているので、直径を確認して準備。ホームセンターでは8.5㎜のが多いです。
ホムセンで売っている
種ゴマ
も、だいたい8.5㎜が多いので、確認しましょう。種ゴマは、ある時期にしか売っていないようです。冬~春?
植菌は桜が咲くころまでには終わらすように説明書にかいてありますね。
間隔、駒の数なんかはトリセツに書いてありますが、私は割と適当の多めで打っています。
すみやかに植菌
いっぱい穴を開けたら、雑菌が入る前にすみやかに種ゴマを打ち込みましょう。写真はヒラタケですが、500個入りのこの種ゴマで長さ1メートル、径10センチぐらいの原木が15本くらい作れますね。
これはなかなか楽しい作業です。
ツライチまで打ち込みましょう。
仮伏せ、水やり
キノコ原木が完成したら、日陰に積んで水をあげましょう。乾かないようにシートもかけたほうがいいよ。
毎日水をやるのは大変なので、乾いてきたらあげる程度です。
手間がかかるのはここまで。
初夏のころ、本伏せに
シイタケはこのように立てて、
なめこ、ひらたけは半分地面にうめて、本伏せします。
時期は、初夏から夏までに。私は梅雨時期が多いです。
キノコ栽培は、これでほとんど終わりです。
収穫は、シイタケは春と秋に、そのほかは秋に。あまり雨が降らない年は水を撒いてます。
さあ、収穫しよう
シイタケとクリタケ、おいしそう~
木漏れ日の中のクリタケ。うつくしすぎる~
なめこはぬるぬるしていて、収穫は大変だけど、一度食べたらスーパーのヤツはもう食べられない。これが本物の味。
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