ハスクバーナ545に無理やりゼノアの20インチバーをつけて玉切り【臼をつくる・その1】

ハスクバーナ545 DIY
ハスクバーナ545
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毎年、年末になると妻が、

臼を買って餅つきがしたい、

と言い出します。

妻は茅野市のヤマウラ育ち。毎年、お正月のお餅は、臼でついたお餅を食べていたそうです。

たしかに、うまいんですよねー。

でも、ネットでみても、茅野市の金物屋でみても、木でできた臼(ケヤキが多いですね)は、

10万円以上!

サトウの切り餅が、死ぬほど食べられます。

ケヤキの出物を待ってたけど、サクラかナラしかない

芯が腐ってたサクラ
芯が腐ってたサクラ

そこでDIYで【臼をつくる】シリーズを、始動します。

臼のサイズは、田舎の大家族でなければ、

直径 尺3寸(約42㎝)、高さ 50㎝

あればいいようで、いいケヤキが手に入るのを待っていました。

しかし、待っていても、なかなか手に入らないので、太いサクラで作ろうと思い玉切りします。

しかし、芯が腐っていてふかふか。これでは餅はつけそうにありませんので、40㎝に切って薪にしちゃいます。

太いコナラ、無理やり倒したので芯が裂けています

17インチバーと20インチバー
17インチバーと20インチバー

こちらのコナラは、直径が約60㎝。

斜めに生えていたのを、チルホール2台で倒したため、芯が裂けているものが多いです。

参考記事>>コナラの原木、大量入荷

まき用に玉切りするんですが、17インチのバーの

ハスクバーナ545

では、段差が付いたりして、うまく切れません。

そこで、このゼノアの20インチバーを使ってみたいと思います。

ちなみに、このサイズを臼にできたとしても、

重くて移動不可(笑)

です。

臼の候補はクレーンで伐採したミズナラ

臼の候補のミズナラ
臼の候補のミズナラ

薪の原木の山の中に、クレーンで吊るし切りにした

ミズナラ

を発見。

伐採の切り口に、苦労の跡がうかがえますが、

直径42センチ
直径42センチ

樹皮を除いた直径も、約42㎝。

こいつを臼の候補とします。

麦草峠に登る途中に生えていた、素性のいいミズナラで、クレーンで吊るし切りしたために裂け目も入っていません。

すこし、左上がへこんでいますが、手持ちの原木の中で、これ以上のものはありません。

やっぱりゼノアのバーは付かない・・

ソーチェーンが入らない
ソーチェーンが入らない

臼の切り口をまっすぐに、一発で切りたかったので、ゼノアの20インチバーをつけてみます。

  • ピッチ .375
  • ゲージ .058
  • コマ数 80コマ

ピッチとゲージが同じですので、使えると思ったんですが、ソーチェーンが入りません。

バーを重ねる
バーを重ねる

バーを純正と重ねてみると、ボルトの入る穴が短い模様。

ボルトがぶつかって、ソーチェーンが入らないのです。

違法改造、たのしいな♪

サンダーで削る
サンダーで削る

穴が小さければ、広げればいいです(笑)

サンダーで削ったり。

ドリルで削る
ドリルで削る

電動ドリルに、5.5ミリの丸やすりをつけて削ったり。

この5.5ミリのやすりは、お客さんが目立て用に間違えて買って、使わないからと私にくれたものですが、私も5.5ミリのやすりを使うことは、ありません。

今回、役に立つことができました(笑)

入りました
入りました

穴を広げたら、簡単に入りました。

あとは、オイルの穴があっているかなんですが、目で見た感じでは大丈夫そうです。

オイルの吐出量
オイルの吐出量

バーが長い分、チェンオイルが回らないと困りますので、オイルの吐出量をマックスにします。

ハスクの最近のチェンソーは、ハイとローの、2段階のみ。

オイルも出ています
オイルも出ています

オイルもばっちり、出てきました。

もし、オイルの穴が合わなければ、

こちらも違法改造(笑)

するつもりでした・・

一発切りで玉切り完了

一発で切れたよ
一発で切れたよ

早速、高さ50㎝になるように玉切りしてみます。

一発切りできましたので、平らに切ることができました。

有効切断長さ48㎝
有効切断長さ48㎝

20インチは、50.8㎝ですが、実際にチェンソーにつけ、スパイクから測ってみると、

有効切断長さは48㎝

となります。

あとは入浴タイム、年末までには・・

丸太の入浴中♡
丸太の入浴中♡

乾燥してひびが入らないよう、桶に水をはり、入浴させます。

しかし、このミズナラ、すこしも浮いてくる気配がありません。比重は、水と同じ、1.0に近いのでしょうか?

井戸水ですが、藻がわかないよう、塩素を少し入れておきます。

臼をつくるには、このあとどうすればいいのかは、

これから考えることにします(笑)

こちらもおすすめ>>ハスクバーナ560XPに24インチ(60センチ)バーを付けて大径木を切る

コメント

  1. toki より:

    臼作りで思い出します。
    家業は長男の私が継いでいれば東京文京区で6代目の木工業でした。
    戦前は軍需産業の一翼と木刀作りでそこそこの生活でしたが終戦とともに生活は一変。
    父親は大工、家具工場の手伝いでの貧困生活。
    その中で年末になると臼作りが始まります。
    直径5,60㎝の欅の原木を仕入れて玉切りの仕事が私の役目。
    小学5年位から寒風の吹く中、大鋸で2時間くらいかけてカットします。
    父親は何処で覚えたのか1日に2個は完成させていましたが今でも臼の内部を仕上げる当時のカンナ20種ほど現存しています。
    私は母親の勧めもありサラリーマンになりましたが子供の頃に父親から仕込まれた道具や木工機械を少しだけ習得したことで埼玉、千葉、長野にハーフビルドで家を建て長野では薪作りをして薪ストーブ生活をエンジョイしています。

    • hayasaru hayasaru より:

      tokiさん
      >>2時間くらいかけて、大鋸で玉切り
      それはすごいことです。当時の木工の道具にも、興味がありますね。
      臼づくりのノウハウ、ぜひご教授いただきたいです(笑)

  2. toki より:

    当時の苦労をしのんで大鋸は長野の家に飾ってあります。

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