大みそかの今日、蓼科高原には
大雪
が降りまして、薪割り作業を中断して除雪にはせ参じました。
自分のブログを見てみると、
去年の大みそかも朝4時から除雪
していたんですね。
もう眠いんですが、山暮らしの強い味方、除雪車について紹介したいと思います。
参考記事>>薪ストーブから振り返る、激動の令和2年度
最強の四駆、ランドクルーザー
ニッポンの名車、最強の四駆、
ランドクルーザー70(ナナマル)に、
メイヤースノープラウ
を装着した除雪車。
メイヤースノープラウは、
メイドイン・USA
の油圧装置で、雪かき部分の排土板を、上げ下げ、左右に操作でき、雪をかいていきます。
ランクルの機動性と、簡単な操作で素早い除雪が可能で、あまり大量ではない積雪を、サッとかいていくには最強の組み合わせです。
自動車普通免許で乗れるのも、ありがたいです。
こちらは昨年の大みそかの除雪の光景。
メイヤースノープラウは、ランクル以外にも、2トンダンプなどにも装着することができます。
ただ、現在では、4WDの高床のダンプが新車では購入することができませんね。
4WDの2トンダンプは、中型免許が必要になります。
メイヤースノープラウは、以前私がのっていた、三菱ジープにも装着可能です。
だんだん、雪かきを装着できるようなヘビーデューティーな車が、なくなってきました。
蓼科の別荘地の管理会社には、いまでもたくさんの
ランクル・ナナマル
が現役で活躍しています。
人気の高かったナナマルは、トヨタから復刻版が販売されましたね。
ホイールローダー
今日朝4時から私が運転した除雪車は、
ホイールローダ
または、
ペイローダー(略して、ペロ)
でした。
こちらは、相当重たい雪でも押していくことができ、ステアリングが中折れすることから、意外と小回りも効くんです。
ただし、大きな機械ですので、乗用車があまり近づいているとまったく見えません。
接近しないでください(笑)
モーターグレーダーは、真ん中に排土板があることから、タイヤで拾った前後の凹凸が半減され、路面をキレイに均すことができる機械ですが、除雪にも利用されます。
ならすための機械ですので、雪もキレイにかくことが出来ますが、小回りが利きません。
長い路線をかくのに適しています。
ホイールローダもモーターグレーダーも、非常に頑丈な機械ですので、道路にある
マンホールや縁石
なども、平気で
ぶっこわして
行きます(笑)
相手が壊れない場合、機械や人間がぶっ壊れます!
オペレーターは、マンホールなどでは少し浮かしたり、路肩の縁石、消火栓など、
雪の下にある障害物
を、常に意識していなければなりません。
気が抜けないんです。
こういったものを壊すと、除雪作業が遅れてしまいますし、補修も
壊した人たち
がなおすこととなります。大赤字です。
ですので、事前に障害物のありかを、
マーキングテープ
などを設置して、位置を把握しておく必要があります。
参考記事>>山の中で目立つめじるし【マーキングテープ】は何色か?
これらの重機の運転には、大型特殊免許と、車両系建設機械の免許の2種類が必要で、ハードルはちょっと高くなります。
ロータリー除雪機
最後に紹介するのは、
ロータリー除雪機
です。
雪を巻き込んでから、遠くへ飛ばすことが出来、除雪車で寄せて硬くなった雪など、大量の雪を飛ばしていくことが出来ます。
冬の間、通行止めにしてあった道路などは、ロータリー除雪機でなければ開通することはできません。
蓼科高原では、
国道299号線
が、春先に巨大なロータリー除雪機で開通作業をしています。
雪かきは冬の大事な収入源
まだ暗い中、県外から遊びに来て雪で走行不能になった、
アウディ
が、雪かきの邪魔をします(笑)
雪かきの仕事をしていると、休みの日も
お正月
も、酒を飲んで(私は飲めませんが)油断はしていられません。
いつ、出動要請があるかわからないからです。
でも、雪国では、これは大事な冬の仕事なんです。
キャベツ農家のヨースケも、冬は中央道の除雪作業で生計を立てています。
わたしたち建設業者にとっても、しんどいですけどお金になる仕事なんです。
元日の明日は、雪の予報ではありませんが、もう眠いです。おやすみなさい。
また、来年もよろしくお願いします。
こちらもおすすめ>>山の中で見かけた、カッコイイ林業機械たち、1台ほしいな~
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