凍り付いた原木を玉切りする、土は切らないように!

凍り付いた原木 薪割り
寒い寒い
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令和3年の始まりは、強烈な寒気がやってきていますね。

西高東低、日本海側に大雪が降る日には、同じ長野県でも北部の長野市は大雪、中部の松本から諏訪地方にかけては、雪は舞ってくる程度で、大雪にはなりません。

ただただ、寒いだけです。

大雪が降ってしまえば、薪割り作業もあきらめがつきますが、今日は地面に凍り付いた原木を、玉切りしたいと思います。

鳶口(とびぐち)と手斧は必需品

鳶口と手斧
鳶口と手斧

冬に限ったことではありませんが、薪割り作業にあると便利なのが、

  • 鳶口(とびぐち、単にトビともいいます)
  • 手斧

です。

どんなふうに使うかといいますと、

鳶口の使い方
鳶口の使い方

鳶口をテコにして、地面に凍り付いた丸太を引っぺがします。

このとき、地面に接していた面には、

凍り付いた土
凍り付いた土

土が凍り付いていますので、これを手斧でこそぎ落とします。

凍った土を切ると、アスファルトを切った時のように切れなくなるよ

土も切っちゃった!
土も切っちゃった!

チェンソーで、地面の上にある原木を、土まで切る人はいないと思いますが、丸太に凍り付いている土を、気づかずに切ってしまうことはあります。

すると、誤って、アスファルトやコンクリートに刃を当てた時のように、切れなくなります。

なるべく土を落としてから、切りたいものです。

土を落としているより、目立てをするほうが、時間がかかってしまいます。

また、手斧でこびり落しても、どうしても少しの土は残ってしまいますので、

土の上の玉切り
土の上の玉切り

まずはきれいな方を切って、

上刃で切る
上刃で切る

ひっくり返して、土のついた方を、チェンソーの上刃で切ると、すこしはましかもしれません。

これは凍った土だけじゃなく、泥でも一緒です。

目立てが悪いんじゃないよ、おがくずも凍ってるんだよ

細かいおが屑
細かいおが屑

よく目立てされたチェンソーで、

ルルルルルー♪

と玉切りするのは、気持ちがいいですね。そんなときのおが屑は、大きな破片となって、バリバリと出てくるんですが、凍っている丸太の場合は、ちょっと様子がちがいます。

氷を切ってみる
氷を切ってみる

試しに、氷を切ってみるとわかりますが、切りくずは、細かいです。

これと一緒で、凍った丸太のおがくずも、粘りがありませんので、細かくなります。決して、目立ての腕が落ちたわけではないんです。

霜柱にも注意

大きな霜柱
大きな霜柱

10㎝はあろうかと思われる、霜柱。

霜柱には、氷だけでなく、土も大量に含まれていますので、うっかり切らないようにしましょう。

手をあっためたいよー

マイナス10℃!
マイナス10℃!

今朝の気温は

マイナス10℃!

寒すぎて、顔が痛いです。

チェンソーの排気ガス
チェンソーの排気ガス

こんな寒くても、電子制御のチェンソー

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のアイドリングは、安定しています。

排気ガスで、手をあっためながら、作業を進めます。

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