伐採作業において、倒した木を玉切りすることを、
造材
といいます。
林業では、枝を払い、既定の長さに造材して、材木として出荷されます。
その際に、丸太の長さを測る必要があります。
専門家は、
ロガーテープ
をいう巻き尺を、腰にぶら下げて使っています。
ロガーテープはカッコいいけれど
スチールのロガーテープ。私の日当。
ハスクバーナはもっと高かった。
オレゴン製が少し安くて、悩みます。
高いのは仕方ないんですが、使っている人の感想。
- 重い。
- 60センチ以下が測れない。
- 15メートル、20メートル測れるので造材は楽チン。
- カッコいい。
わたしは、めったに山の中で造材作業は行いません。
さらに、薪づくりに60センチ以下が測れないのは都合が悪いんです。
いつもはチェンソーのバーで40㎝を測っていますが、それでも太い材なんかは、スケールで測っています。
参考記事>>ハスクバーナ545 ウチにあるチェンソーの紹介
スケールを少し改造して使いやすくしたよ
ホームセンター ナフコのコンベックス。
¥503(税込み)
安すぎます。これを少し改造すれば、丸太の長さが測りやすくなります。
使いにくい理由は、この先端にあります。
ロガーテープは、ピンが刺さるようになっているので丸太に刺さるんですが、コンベックスの先端は一般的には引っ掛けるだけなんです。
すると、測っている最中に外れることが多いんです。
また戻って、ひっかけて、テンションをかけながら伸ばしていって。
これが面倒です。疲れるんです。
そこで、この先端を丸太に刺さるように加工します。
サンダーで削って曲げるだけ
サンダーで先端を斜めに削って、とんがらせます。
削ったとんがりをラジオペンチで内側に折り曲げます。
わかりますかね。
この折り曲げたピンが、丸太に食い込みますので、圧倒的に外れにくくなります。
どのコンベックスでも、先端がこんな感じのものならできると思いますが、幅の広い方が加工はしやすいです。
4メートルに造材するのに、3メートル80センチくらいで外れてしまって、また戻らなくてもいいんです。
ただし欠点として、
- 戻ってくるときに気を付けないと指に刺さる。
- 普通のスケールとしては使えません。誤差がでます。
ですが、ロガーテープも勢いよく戻ってきますので注意が必要なことに変わりはありませんし、直線をひく道具、
墨ツボ自動巻き
の、カルコがもどってくるときなんかよりは危なくはないです。
なくさないようにベルトをつけました
いままで3つのコンベックスを伐採作業でなくしてしまいました。
ですので伐採にはこの格安、ホムセンコンベックスを使っているのです。
伐採以外では、
タジマGロックシリーズ
の高級品で、ミリ単位のいい仕事ををしていますよ。
格安ではありますが、愛着がありますので、なくさないようにワークマンで買った伸びるベルトを付けました。
コンベックスより高かったです。
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