通路に並べた庭石に、トラックのタイヤが当たって少しずれてしまいました。
業者に頼めばあっという間に、お金と引き換えに並び替えてくれますが、これからいろんな花が咲く季節ですので、なるべく花壇を荒らしたくないので、人力で動かしてみます。
小さな石ならバール一本で動かせます
ここの石は、そんなに大きな石ではありません。
白いテープの付いているバラは、もともとここにあって、あとから石を置いたんですが、いまは移植に適した季節ですので、いったん石をはずして、バラを移植したいと思います。
50センチのバールで簡単に移動できました。
てこの原理、略して、テコゲン。
バラの移植に関しては、また今度。
大きな石は、三脚とチェーンブロックで移動
ここの2つの石が、通路側にせり出してしまって、車が通るのに少し邪魔になってしまいました。
まずは、1メートルの長さの
かなてこ
という、大きなバールで石を浮かせて、下にワイヤーを通します。
ワイヤーも、好きな長さに編んだんですが、これもまた今度記事にします。
単管パイプに自在クランプをつけて、まず、2本をつないで、3本目をつなぐときに立ち上げます。
交点が、石の真上に来るように調整します。
植物に気を付けて!
鉄パイプの交点に、鎖を付けて、チェーンブロックで吊り上げます。
少し持ち上がったら、角材を敷いていったん下ろし、据え付けたい形で吊れるように調整します。
うまく吊れました。吊った石の下には、ぜったいに入ってはいけません。三脚が不用意に開いたり、ワイヤーが切れることもあります。三脚の足は固定したほうが安全です。
石の下側の形を見ながら、下の土を掘っていきます。
石の挙動に注意しましょう。
いったん下ろしましたが、右側が少し低いので、もう一回持ち上げて、今度はすこし埋め戻します。
今度はいいかな。
すき間ができてしまいましたね。石が密着していないと、また動いてしまいますので石を割るハンマー、
はりまわし
で、石を割って、すき間に叩き込んでいきます。
いわゆる、キーロックですね。
少しの間、移動してもらっていた、
アジュガ
を、もとに戻して完成。水をあげたら、夕方には、花が咲いていました。
まっすぐに並びました。
もっと大きな石を移動 昔の庭園づくり
おなじ方式で、トラックに乗せましょう。いすゞ自動車の、10輪駆動トラック、ロッキーです。
これから、庭園を造るんです。材料は、山の中。
ここは、道なんですか?
車の方が、石に合わせて乗っけるんです。
山の中から、トラックのフレームに石を積んで、チェーンを巻いて脱出。
トラック、ぼっこぼこやん。
メインの三石は、こんな感じで。
屈強な男たちによる、人力、人力。
人力だけで、庭園の完成。
貴重な写真の提供は、妻のアルバムからでした。昔から石を扱ってきた家系なんです。
JR茅野駅に展示されている、
黒曜石
も、妻のじいちゃんが寄付したものなんです。
この写真を見て、いつか人力で巨石を動かしてみたいと思っていたんですが、今回の石の工事はかわいいもんですね。
今回の道具
- スコップ
- ワイヤー
- バール
- かなてこバール
- はりまわし
- チェーンブロック・チェーン
- 単管パイプ・自在クランプ
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