日曜日の今日、毎月のムラの共同作業、
出払い(でばらい、訛ってデバレー)
に行ってきました。
今日の草刈り現場は、八ケ岳の
天狗岳
から流れ出る、1級河川
角名川(かくみょうがわ)
の草刈りでした。標高は1100m。さぞ、気持ちのいい河原での草刈りとお思いになるかもしれませんが、ぜんぜんすがすがしくはなかったんです。
オオハンゴンソウの駆除は無理だと思う・・
オオハンゴンソウは、
特定外来生物
に指定され、行政でも、駆除を推進しています。
北アメリカ原産のキク科の植物で、観賞用に、日本に持ち込まれました。
園芸植物である、
ルドベキア
と同じ仲間で、繁殖力が強く、角名川の河原いっぱいに、大人の背丈以上のこのルドベキアが繁殖していました。
グローバルな現代において、もはやこのルドベキアのみを駆除するのは、現実的にはほぼ不可能でしょう。
全国に繁殖しているようで、いくら行政が駆除を推進しても、ムリなものは無理。
食べられるそうなので、新芽の頃、食べてみようと思います。
確かに、草刈りしていると、セリのような美味しそうな香りが漂ってきます。
おいしかったら、みんなで食べることによって、繁殖を抑えることができるかもしれません。
八ケ岳山ろくにも、不耕作地がたくさんあります。
太陽光発電所か、ルドベキア畑
に、なっています(笑)
ニッポンの【葛・くず】も、海外では嫌われ者
オオハンゴンソウを刈ること1時間。汗をびっしょりとかいて、ようやくきれいな川が見えてきました。
橋の下には、くずのツルがたくさん絡まっていますが、こちらはみんな、
無視。
クズは、くずもちや葛根湯など、ニッポンではいろいろと使われている植物ですが、オオハンゴウソウの故郷、北アメリカでは、
ジャパニーズ・グリーン・モンスター
といって、同じように
侵略的外来種
に指定され、嫌われています。
地球規模で、植物の移動が起こっていますが、これもまた、自然ということなんじゃないんでしょうか?
午後は御射鹿池の草刈り、涼しかったよ
角名川の草刈りの後は、御射鹿池の草刈り。
こちらには、今のところオオハンゴウソウやアレチウリなどの外来種は繁殖していません。
チャツボミゴケやルリイトトンボなど、ニッポンの固有種がみられます。
夏日の今日、湖面も一層みどりいろに光っていて、堰堤から県道方面の観光客を撮影してみました。
御射鹿池は気温も低く、爽やかな風が吹いていて、快適な草刈り作業(笑)となりました。
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