斜面に立つ別荘。
駐車場から階段やスロープを歩いて、玄関に入ります。
お客さんは、年とともに、歩くのがつらくなってきました。
去年、スロープで転んでけがをしてしまい、玄関の横まで車を
横付け
できるよう、石を積んで土留めとし、車がとめられるようにします。
着工前の状態
このアプローチの左側に駐車場があります。
スロープを登っていくと、建物の左側に玄関があります。
ドウダンつつじ
などが植わっていて、それなりに趣きのあるスロープですが、けっこう急な勾配。
スロープはこのままに、もう少し緩やかな勾配にしたいです。
また、建物の前にも、ドウダンつつじが植わっていて、人が一人通るのがやっとくらいの狭さ。
ここを広げて、
車が横付け
できるように、広げる計画です。
石積みも崩れていた
アプローチの土留めとして、積まれた巨石の石積み。
施工から何年たっているのかはわかりませんが、崩れてしまっています。
土が少し流れ始め、放っておけば、もっと崩れてしまいそうです。
ここも積みなおします。
重機とワイヤーで石を吊って、がっちりと積み込む
巨大な石は、ワイヤーで吊って、積み込んでいきます。
自然の石は、1つとして同じものが無いので、すき間のサイズを測って、ぴったりの石を積み込んでいきますが、なかなか思うようにはいかず、何度も違う石にかえたりと、大変な作業です。
石を積み込んで、大まかなランドスケープのデザインを決定します。
参考記事>>庭石の動かし方 DIYで石を動かす
土を盛って、20㎝ごとに固めていきます
斜面に石を積んで土留めの高さを確保し、建物の横に土を入れていきます。
合併浄化槽があって、この高さまで上げたいので、約1メートルの盛り土となります。
合併浄化槽の向こう側、ネットの先には、車が上がれるスロープがすでに作ってあります。
土を盛る場合、厚さ約30㎝の土を敷きならし、そのあと転圧して厚さ約20㎝の仕上がりに。
これを繰り返して、目的の高さまで仕上げていきます。
こうしないと、いつまでも盛り土が柔らかく、車が入ることは出来ません。
車が入りたいので、最後の20㎝は、砕石となります。
予算の都合で丸太の階段に
玄関と反対側にもアプローチが欲しいということで、急遽丸太で階段を作りました。
予算が許せば、枕木で作りたかったです・・
歩道部分のアプローチには、クッション性と滑りにくさを考え、ウッドチップとしました。
スロープも、勾配を緩くして、ウッドチップを敷きました。
土や砕石との縁切りに、丸太を並べました。
駐車場から、いったん踊り場まで登って、階段と玄関へのスロープに分かれています。
玄関横まで車が入るってラクチン
もちろん、当初の目的、
車の横づけ
のための駐車場も完成。荷物の運搬も、かなりラクになりました。
いったん外してあった、ガーデンランプも埋設。
仮植えしてあった中の、形の良いドウダンつつじも、植栽しなおします。
まだ工事をしたばかりなので、殺伐としていますが、ぜひ、アプローチなどに植栽をしていただいて、楽しいロックガーデンにしていただけたら嬉しいですね。
ダイコンソウの仲間、ゲウム・マイタイとか。
階段横にサクラソウとか。
こちらもおすすめ>>いろいろな土留め工 DIYでもできるかな
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