前回は丸太でカーポートを途中まで作りました。
参考記事>>カーポートをローコストDIYでつくったよ
これにかかった費用は基礎の費用とボルトとナットのみでしたので
15000円位
でした。しかし、自然素材だけですと、屋根を張るのに苦労しますので、角材を購入して使いたいと思います。
材木はネットで探しても、運搬込みで考えるとあまり安くないのでした。そこでホームセンターの出番です。
梁材は杉の足場板で
屋根の重要な部分である
梁材
は、建築材を探すとかなり高価でしたし、これを加工して高い位置の丸太と組み合わせるのは不可能な感じがしました。
で、ホムセンで見つけたのが杉の足場板。厚さ35ミリ、幅200ミリ、長さ4000ミリ。売り場で持ってみると何とか一人で担げる程度の重さ。これを2枚で丸太の上部に加工した突起に挟みこめば簡単に強度が出せるんじゃないかと思い購入。
1枚1850円を12枚。
穴を開けてボルトナットで固定しました。
垂木はツーバイフォー材で
梁材と直角に交わる構造材の垂木は、DIYの定番
ツーバイフォー材
で作りました。12フィートの材を階段状に加工して梁の上で継ぎ足し、全長が6メートルになるように組み込みます。
この際、屋根の勾配があるので、低くなる方の足場板にのこぎりとノミで切り込みを入れ、垂木が密着するように加工し75ミリのコーススレッドで固定。さらに台風対策として、
シンプソン ハリケーンタイ
というあおり止め金物で固定。
全長をこの長さにしたのは屋根材である
ポリカ波板
の7尺(2.1メートル)が3枚でまかなえると思ったからです。波板は、長くなればなるほど一枚当たりの単価が上がっていく感じがしますのでこの選択でした。カーポートの場合は4メートルではちょっと短く、駐車スペースとして5メートルを確保したかったのです。
ツーバイフォー材12フィート 一枚799円(安い!)を40枚購入。
ポリカ波板を張るための母屋材
さらにポリカ波板を張るためには垂木と直交する、
母屋
という構造が必要で、これは松材の35ミリ角の長さ4000ミリのものを値段の安さのみで購入。
1本あたり510円で36本。
骨組み完成、ナフタデコールで塗装する
我が家の外壁とテラスは木の板でできているため、何年かに一回塗装が必要なんです。
いつもは
キシラデコール
というドイツ製の塗料を使っていましたが、こらはかなり高価です。日本製に
ナフタデコール
というものがありまして、少し安いです。色味具合と耐久性を試したくて今回カーポートに使ってみることにしました。塗ってみた感じはキシラデコールより色が濃い目に感じましたが、見た目はそんなに変わらないですね。
一斗缶の半分が残ったので、次は外壁塗装にも使ってみたいと思います。
ポリカ波板で屋根を張る
ポリカ波板は2.5山ずつ重ね合わせ、5山ごとに穴を開けて波板ビスで止めていきます。
穴を開けるのは、波板用のドリル。
有線のドリルに波板用ドリルをつけて穴あけ、インパクトドライバーで波板ビスをひたすら固定。高いところでドリルの刃を付け替えるのは嫌だったので2台使ったのです。ダイドーハントという波板ビスをインターネットで購入。約600本使用。
12800円。
ポリカ波板は7尺のブロンズ色。
1枚1000円を42枚使用。
まとめ
このカーポート製作にかかった費用を算出してみたいと思います。
- フェンスブロック 800円×9・・・・7200円
- 杉の足場板 1850円×12・・・・・22200円
- ツーバイフォー材 799円×40・・・31960円
- 母屋松材 510円×36・・・・・・・18360円
- ナフタデコール ・・・・・・・・・17000円
- ポリカ波板 1000円×42・・・・・ 42000円
- 波板ビス ・・・・・12800円
- ハリケーンタイ 68円×54・・・・・3672円
- ハリケーンタイ用ビス ・・・・・・5000円
- コーススレッド・・・・・・・・・・1000円
- ボルトナット類・・・・・・・・・・10000円
合計 171,192円
でした。柱材を角材でつくる場合はその分プラスされて20万前後になるでしょうか。2台分のカーポートとしてはそれほどローコストにはならなかったですねー。
ただ、約一年かけて製作を楽しんで、いまでは
- 冬に霜が降りない。もちろん雪も積もらない。朝が超ラク~。
- 雨の日の乗り降り、荷物の積み下ろしが楽。
- 背が高いので、この下で家族でバーベキューができる。
- ジープの雨漏りもこの下にいる限り起こらない。発車するとダダもれ。
と、本人的にはとても満足しているのです。
また、今回のDIYのためにインパクトドライバーも新調しました。
コメント